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モテる美形兄

―バンッ!―

「兄貴!」

僕が部屋に入るとベッドで重なり
抱きあっている二人が慌ててこっちを見る。

「光輝…」

「何してんの?」

「な、何って…入ってくるなよっ!」

かなり慌てる兄貴。
そりゃそうだ…
女とヤッてる最中に弟が入ってきたら
誰でも焦る。
でも僕は出て行ってやらない…

「私、帰る…ね。」

「あっ、わりぃ。また連絡する。」

いつの間にか服を着た女が部屋を出て行って
僕と兄貴の二人だけになった。

「たく…何考えてんだよ。普通入ってくるか?」

今までも何回も入ってやろうって
思った事はあったけど入らないであげてたんだ…
それも我慢の限界なんだよ、兄貴。
そんな僕の気持ちに気付かない兄貴は
更に話し続ける。

「そんなに俺がモテるのが羨ましいのかよ?
だった光輝も女連れ込めばいいじゃねぇか。
別に光輝の女にまで手…っん…!」

べらべら喋る兄貴の口に素早くキスをして
脱ぎ捨ててあった服で兄貴の腕を縛った。
とっさの出来ごとで兄貴は抵抗すらせず
目を見開いて一瞬動きが止まった。

「…っ!何すんだよ!外せ!」

「やだよ。兄貴がいつも僕以外の奴を見てるからいけないんだ。」

「意味わかんねぇ事言って…んぁっ、や、めろ…あっ…」

じたばたと足を動かして抵抗する兄貴のモノを咥えると
すっかり萎えてしまったモノがだんだん大きくなってきた。

「止めろとか言いながら大きくなってんじゃん?」

「っ!んふぁ、生理…現象だ、ぁっう。俺ら、っん兄弟、だぞっ…」

「そんな事関係ないよ。」

関係ない。
好きなのだから…
その気持ちを我慢出来る程、僕は大人じゃない。
兄貴が他の人に触れるのが嫌で
他の人と仲良くするのが嫌で
他の人に大好きな兄貴を盗られるのが嫌で
兄貴を自分のモノに出来たら、
もう他に何もいらない。

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