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今日君にサヨナラ≠
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本当はまだ怖い。


今更って言われたらその通りだ。


───それでも。


この想いは本物だと君に言いたい。


自己満足のためなんて重々承知だ。


けど伝えたい想いがここにある。


届かなくたっていい。


君の耳に入るだけでいい。


二人過ごした日々を、幻だと思いたくないから。


ねぇ知ってた?


入学式の時不安で仕方なかった私に初めて声をかけてくれたのは君なんだよ。


その時私に向けられた笑顔が優しくて、一瞬で恋に落ちたんだ。


全部、全部過去のことだけど。


…大切なんだ。


教室に戻ってコートを着ると、突然ドアが開いた。


「ハァ…ハァ」


「……っ」


息を切らして、私に近づいてくる。


何で?


何で君がここにいるの?


もう帰ったんじゃ…。


「───晴香」


久しぶりに呼ばれたその響きに心臓が加速を止めない。





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あきゅろす。
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