[携帯モード] [URL送信]

宵闇に曙光を
5



薫先輩と理事長室に向かう途中で見た巨大噴水。
近くに行くと噴水の横にあるベンチに人が寝てるのが見えた。
時計が夜の9時を指すこの時間にベンチに座っているのは不思議だったが今この人の訊かなきゃ多分学生寮に着くことは不可能だろう。
熊の蘿を力強く引っ張りベンチに向かって走った。
ベンチに寝るその人は黄色い髪だった。
耳に光るピアスの数に顔が固くなる。



ふ…不良だ!!!
起こしたら、殺される。
けど起こさなければ、寮に行けない。
どうする?どうしよう?
頭の中にジョーが何とかカードを持って「オレ、どうする?」って言ってるCMが流れる。
ってそれどころじゃない。
そぉーっと見た不良に、視界に入ったモノに思考が止まった。



『紅』と彫ってある、赤いピアス。
忘れることのなかった、『紅蓮』の幹部の証でるそのピアスに目をそらすことができなかった。
『紅蓮』幹部の黄色い髪。





[*前へ][次へ#]

5/7ページ

[戻る]


[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!