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わたしの王子様
アニメ第134話「わたしの王子様」捏造
妄想炸裂なので、アニメを見た方にしか理解できないと思いますorz
ヒロインの出番少ないです(T_T)

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(今日は金曜か…)

「今日の練習もハードだったなあ」

「だにゃ。夏休みに入ってから、さらに練習キツくなるんだよねぇ〜」

「とにかくメシ食いに行きましょ、メシ!」

放課後。部活を終えた桃城・菊丸・不二と一緒に帰路につくリョーマ。


「え、なになに?今日は桃チンの奢り?」

「えぇぇえ?!そりゃないっすよ、英二先輩!」

「嘘だよーん」

「ほんとかよ…」

前を歩く2人に、リョーマは小さくため息をついた。それを少し後ろを歩いていた不二に見られ、不二はリョーマに何かあるのかと訪ねる。


「えっと…「ちょっと、そこ退いて退いて!!!」…?」


訳を話そうとした時だった。前方の曲がり角から少女が飛び出してきて、菊丸・桃城にぶつかり、さらに落ちたテニスボールを踏んでバランスを崩した。




(あ、)



「あんた、大丈夫?」


少女を受け止めたのはリョーマだった。腰に手を回すようにして彼女を支えたリョーマ。少女は数度瞬きをしてリョーマから飛び退いた。



「あ、ありがと…」


少女は服を軽く叩いてから、自分を支えてくれたリョーマを見直す。自分よりは幾分か高い身長。サラサラの深緑の髪に整った顔。



(か、かっこいい///)



「あ、あそこにいた!」

「そこのガキ!!」


いい雰囲気を壊したのは、目付きの悪い中学生2人だった。少女はさっとリョーマの後ろに隠れ、様子を伺うように少しだけ顔を出した。



「ちょーっと待った!」

「何があったか知んねーが、女の子をいじめちゃいけねーなあ、いけねーよ」


駆け寄ってきた中学生を、菊丸と桃城が止めた。2人組は、自分のシャツを少女に汚されたと言う。だが、2人の話を聞く限り彼女に非はない。ノーコンの彼女が蹴ったボールを避けた時、自分でシャツを汚したのだ。
そんなシミ、洗濯すれば落ちるじゃん…。とリョーマは呟いてからため息をついた。


「なんだと、このガキ!!」


「…みっともないと思わないわけ?」

「みなさーん!この中学生が、小学生をいじめてますよー!」


菊丸が大声で叫ぶと、ヒソヒソと声がした。自分たちを見る視線に耐えかねた中学生2人は、舌打ちをしてからその場を駆けて立ち去った。



「もう大丈「しっ!」…ん?」

追い払ったから大丈夫だと声をかけようと菊丸が振り返った時だった。不二に止められた菊丸は、不二よりさらに後ろに視線を移す。そこでは、リョーマと少女が向かい合ってた。少女は頬を赤く染めている。それを見て、菊丸はニタリと笑った。


「はっはーん…これは」

「面白そうだね」

「…越前、ドンマイ…」





「ステキ…見つけちゃった、わたしの王子様…!!」

「え、ええと…」


リョーマは口角をヒクヒクさせていた。所謂苦笑い。チラリと先輩たちを見れば、自分と少女を見て含み笑いをしているではないか。




「ねえ、今度わたしとデートして!」


「いき「「「デ、デート!!」」」…いきなり、」


リョーマが聞き返す前に反応した3人。彼らにこの現場を見られたことをひどく後悔した瞬間だった。












それから場所を移した一同。当初の目的地であるハンバーガーショップで腰を下ろすと、少女は何かを思い出したのかバッグから紙を取り出してみんなに渡した。


「へぇ〜。名刺なんて持ってんだ」

「伊集院クルミちゃん、ってゆーのかあ。可愛い名前だねえ!」



(この顔、どっかで…)

リョーマは自分の記憶を辿ってみる。結構最近に見た気がする。がしかし、生憎自分には人の顔を覚える能力はあまりない。それが異性なら尚更だ。


「貴方の名前はなんて言うの?」

彼女は隣に座るリョーマに問いかけた。

「え、お、俺…?」

「そいつは越前リョーマってんだ」

彼女の問いに答えたのは、リョーマを面白可笑しく眺める桃城。ギロりと睨むが、彼は笑ったままだ。



「越前、リョーマ………かぁーっこいい!!!」

ぎゅう、とリョーマの腕にしがみつく彼女。




「わたし、リョーマと結婚する!」


「あの「け、結婚?!まじで?!」…ねぇ、」


(ああもう、この人たち…)


最初からずっとリョーマの驚く前に反応する桃城達に、リョーマは項垂れた。彼らは勝手に自分をこの店に連れて行くし、彼女も同行させた。…早く帰りたいのに。リョーマはさりげなく彼女のしがみつく手から逃れ、少し彼女と間をあけた。


「占いの本でいってたもん。今日は運命の人に出会うって!ねえ、今度いつデートするー?」


「だから「明日の部活、午前中で終わりだったよ」…不二先輩!」


いらない情報を与えるのは、心底楽しそうに自分を見る不二。何度も先輩達に言葉を遮られているリョーマは、もう諦めかけていた。…が諦めるわけにはいかない理由がある。


「その後に「そーっすそーっす!明日の部活は午前で終わり!よかったな、クルミちゃん!」…」

「やった!じゃあ明日、デートデート!いいよね?」

「先輩達、面白がってるでしょ。大体、俺は明日「はい!」…って、なんで先輩達が返事すんの…もうほんとヤだ…」

「じゃあ明日、校門で待ってるからね!」

彼女はそう言って、リョーマに投げキスをしてから店を出ていった。断りを入れなければならないリョーマ。彼女との連絡手段はないため、見失うわけにもいかない。リョーマは彼女を追うためサッと立ち上がる。が、


「待てよ越前!」

「そうだよー!可愛い女の子のお誘い、断る気じゃにゃいよね〜?」

「…フフフ」

3人の先輩に止められ、追いかけることが出来なかった。


「はぁ…」


本日何度目かも分からないため息を付いて、リョーマは肩を落とした。










次の日。ハードな練習を終えた桃城・菊丸・不二はリョーマを逃さないよう腕を掴んで校門まで連れていった。

「ちょ、せんぱいっ!」


「いーからいーから!」

「モテモテだにゃ、リョーマくん!」

校門から駆け寄ってきた少女からリョーマは逃げようとするが、呆気なく捕まり、少女に強引に連れて行かれる羽目になった。





「「いってらっしゃーい!!」」

リョーマを満面の笑で見送った3人。リョーマと少女、クルミの後ろ姿を見て、菊丸はふと思いついた。

「あんなに動揺してるオチビ、面白いな〜…ついて行っちゃおうかなあ!」

「英二先輩!」

「な、なんだよぉ。桃は見たくないのかよぉ〜?」



「そりゃ見たいっす!」

ニヤリと笑った桃に、菊丸はあと1人…と思って振り返って後ろにいた不二に話しかける。


「不二も……ありゃ?」

が、不二の姿が見えなく、菊丸はハッとした。


「あ、不二ぃ〜!!!」


「早くしないと、見失っちゃうよ?」


「「は、はい…」」


不二は既に校門の前に立っていた。行動の速さに菊丸と桃城は苦笑い。ほんの少しだけ、リョーマに同情したとか。









「ちょ、ちょっと待ってよ」

「いーからいーから!デートコースはチェック済みだから、リョーマはわたしに付いてくればいいの!」

駅前に付いてから、クルミはようやくリョーマの手を放した。リョーマは自分より少し身長の低い彼女を見下ろしてため息をつく。


「…少しだけなら、付き合ってあげるよ」











「オチビ、ちゃんとエスコートしてんのかなあ?」

「エスコートって、相手は小学生っすよ?」

「でも、女の子は大切に……」


2人が駅の方向へ向かうのを見届けた3人は、見つからないよう離れて歩いていた。すると、不二は何かを見つけ足を止めた。


「どうし…あ、」


「「「………」」」


向かいから、見知った人が近づいてきて思わず足を止めた3人。着てる服こそ違うが、容姿や背丈は、完全に、

「クルミちゃん〜?」

ついさっき、リョーマを連れていったクルミと一緒だった。



「え?」

「クルミちゃん、越前と一緒じゃなかったの〜?」

「クルミのこと、知ってるんですか?」

「知ってるんですかって、君がクルミちゃんじゃ…」

「いいえ、あたしはナルミ。クルミはあたしの双子の妹です」


「「「双子の妹??」」」












「実は…」

彼女の話を聞こうと、一同は場所を移した。
伊集院ナルミ、クルミ。2人は今よりもっと幼い頃からずっと2人一緒にテニスをしていた。が、最近クルミは優勝確実だと言われていた試合で初戦敗退、代わりにナルミが優勝したのである。
テニスよりもっと好きなもの見つけるんだと言ったクルミ。だからリョーマにしつこいくらい迫るのだ。


「クルミの気持ち、分からなくもないけど…クルミには、その辛さを乗り越えてほしいの」


ナルミはカバンから箱を取り出した。その中には優勝メダル。それは、自分の力だけで取ったものではない。クルミはテニスではライバルだが、自分の一番の理解者だから。
ナルミはそのメダルを大切そうに抱えて自分の片割れを思った。

「お願いがあるんです、」












所変わって、リョーマとクルミのいる場所。プリクラを撮ろうと言うクルミをなんとか宥めて遊園地へと行くことになったリョーマ。現在は観覧車の中である。


(ほんと、ただの小学生だな…)

自分でデートと言う割に色気も何もあったもんじゃない。そう考えてリョーマは苦笑いした。


「リョーマどうしたの?高いところ苦手なの?」


「別に…それより、最後に俺の行きたいとこ行っていい?」


観覧車に乗る前、自分のポケットが震えた。メールを受信した合図だ。リョーマはそれをこっそり見て“彼ら”と合う約束をしたのだ。













「あれ、貴方たち…」


リョーマが連れてきた場所は、綺麗な夕日が見える橋だった。そこには、桃城と菊丸、不二の姿が。彼らは、自分の姉と会ってある物を預かっとた言う。


「自分から渡しても受け取ってもらえないと思うからって」


「ナルミちゃん、優勝出来たのは今まで一緒に頑張ってくれたクルミちゃんのおかげだって言ってたぜ」


2人はナルミから預かっていた物をクルミに差し出した。


「クルミちゃんに、持っててほしいんだってさ」



そう言って桃城はポケットから箱を取り出し、蓋を開けた。それは、金色に輝く、


「それって、優勝メダル…!」

クルミは恐る恐るメダルを掴んだ。と思いきや、思い切りそれを川へと投げ捨てた。






「何よ、こんなもの!」



「「「あ……」」」


「わたしはね、ナルミのそーゆーお節介で無神経なところが大嫌いなのよ!ナルミに情けをかけられるくらいだったら、テニスをやめたほうがずっとマシ!」


クルミはそう言って駆け出した。向かいから歩いてきた自分の片割れであるナルミに“バカ!”と怒鳴りつけて。



「…大丈夫、」

「え…?」

追いかけなければ。でも、自分が追いかけて何か解決するのだろうか。走り去っていく後ろ姿を見て悩むナルミにリョーマは大丈夫と声を掛け、ケータイを取り出した。


「…俺たちは、メダルを探そう」











「そんなんじゃない…っ!」

「どうしたの?」

「え…?」

みんなのことから走り去ったクルミ。クルミは木にもたれ掛かって膝を抱えて泣いていた。すると、目の前にスッとハンカチを差し出され、クルミは顔を上げた。眼の前には、茶色の髪を綺麗に巻き上げ、薄く化粧をした女の子だった。

「はい。貴方みたいに可愛い子が泣いてちゃ勿体無いよ?」

「あ、ありがとう…」

クルミはおとなしくハンカチを受け取り涙を拭いた。ハンカチから香る独特のいい香りが鼻を掠め、女の子を見上げた。


「貴方は…?」

「ただの通りすがりよ。でも、女の子が泣いていたら気になるでしょう?」

「その格好…」

まるで、デートに行くようだ。そんな彼女を引き止めて悪いと、クルミは立ち上がった。


「何でもないよ。それより、何かあったんでしょう?時間もあるし。話くらい聞くよ?」




「…実は、」

話を聞くと言って隣に腰を下ろした彼女。クルミは見知らぬ彼女に事情を話した。何故かは分からないが、彼女なら答えをくれるような気がしたのだ。







「同情でメダルを渡されるなんて、惨めすぎるじゃない…」

また溢れてきそうな涙を、クルミはぐっと押し止めた。



「同情なんかじゃないよ、それは」

「え…?」

ずっと話を聞いていた彼女は、不意に立ち上がった。それにつられてクルミを立ち上がり、首をかしげて彼女を見た。

「私もね、テニスをやっているの」

「え…」


自分も昔、ずっと一緒だった人にメダルを貰ったことがあると打ち明けられた。ずっと一緒だったのに、差を見せつけられ、あまつさえ同情されたと思い、彼女はメダルを受け取らずに逃げ出したと。本当は、悔しくて、悔しくて、一番に“おめでとう”と言えなかった自分が情けなくて。


「それから、どうしたの…?」

「私ったらね、道に迷っちゃって。あの時も、これくらい空が赤かったなあ…」

それから、膝を抱えて泣いていた時だった。一番に見つけてくれたのは親でもない、メダルを取った人だった。


「メダルを取れたのは、私のおかげって言われたよ。貴方と同じ。私がいたから頑張れた、また一緒に頑張ろうって。…それでね、」


メダルを受け取った彼女は、次の大会で見事優勝し、自分で手にしたそのメダルをあげたのだと言った。


「メダルをあげたのは、同情なんかじゃないよ。一緒にいてくれてありがとう、また一緒に頑張ろう、って伝えたかったんだよ。経験者が言うんだから、ね?」


見惚れるくらい綺麗に笑った彼女に、クルミは頷いてみせた。



「…あ!どうしよう、わたしったらメダルを川に…!」

「確か、青春学園のテニス部の人たちと一緒だったんでしょ?」

「そう!リョーマと“デート”してたの!」

「…デート?」

「うん!強引に、なんだけどね。わたしと2人でいるのに、上の空で迷惑がってるのまるわかりだったんだあ」

「そう…。じゃあ、きっと大丈夫ね」

「え?」

「その川まで連れてってくれる?」

「う、うん…」

















「あ…」

クルミと彼女が川へ着くと、ズボンをたくし上げ、川の中に両手を突っ込む男4人の姿。そして、川岸でそれを見守る自分の双子の片割れ。

「大丈夫だよ、」

「貴方、もしかしてあの人たちの知り合いなの?」

「……」

彼女は含み笑いをして、川の中でメダルを探す彼らを見た。




「あ、あった!!」

「でかしたオチビ!」

メダルを見つけ出したのはリョーマ。川岸で彼らを見守っていたナルミに、手にしたメダルを持ち上げて見せてみた。



「ほら、」

「あ、」


動かないクルミの手をつかみ、彼女は彼らのもとへ向かった。














ハイタッチをする双子を見て、リョーマたちは安心した。

「あ……」

不意に人影が見え、リョーマは思わず声を漏らした。視線の先には、苦笑いの彼女。リョーマがメダルを探す前に連絡をした相手である。


「ん?どうしたオチビ?」

「あれ?あの子、誰だぁ?」


(女の子を泣かせちゃだめだよ?)

(わかってるよ)

口の動きで彼女の言いたいことを理解したリョーマ。川から出ると、自分のカバンからタオルを取り出して濡れた手足とメダルを拭き、双子へ歩み寄った。


「あ、リョーマ!ありがとう//」

「…次は、あんたの番だよ」

「え…?」


リョーマはメダルをクルミの首にかけた。リョーマの言っている意味が理解できなくて、クルミは首をかしげる。

「ちゃんとお姉さんにメダルを返してあげなきゃ、ね?」

「…そ、それって」



今日初めてだと思う優しさを含む声に、クルミはハッとして後ろを振り返った。そこには、自分を暖かい眼差しで見る名前も知らない彼女。



「それと…今日はありがとう、クルミ」


そして、目の前のリョーマは誰もが驚くくらい綺麗に微笑んだ(それを見たクルミやナルミは顔を赤くした)。




(これは…)

完全に落ちたな、と不二は思って口元に笑みを浮かべる。


「こ、こちらこそ…!」


「あ、クルミ?!」


クルミは顔を真っ赤にしてその場を全速力で立ち去った。残されたナルミは立ち去るクルミとリョーマを交互に見てわたわたと慌てる。



「あ、そうそう。あの子に言っといてくれる?俺、彼女いるからって」

「は、はい!それじゃ、失礼します!!」

申し訳なさそうに笑みを浮かべて言うリョーマにもう一度顔を赤く染めると、ナルミはリョーマと今だ呆然と川に入ったままの桃城たちに頭を下げてからクルミの後を追った。








「で、どう?」

「ちょっとやりすぎ。今度は私が泣くよ?」

「え、」

「冗談。 でも妬いたのは本当よ?」

「それは光栄だな。…あの子とは、“デート”っていうよりただの遊び。色気も何もあったもんじゃないって」

「知ってる、あの子が言ってたわ。デート中、リョーマは上の空で迷惑がってたって」

「…あはは、」

「デートのやり直しでもする?」

「…一回家に帰っていい?」

「ふふ、もちろん」

お互い微笑み合う2人。それをまるで映画を見るように眺めていた桃城・菊丸・不二は二人が去るまで足を川に浸けていたとか。















「えええええ、越前!」

「…何すか、そんな吃って」

次の日。部室へ入ったリョーマは、桃城に肩を掴まれて揺さぶられていた。桃城は若干顔を赤くして、視線を泳がせている。


「き、昨日の!お前の彼女か?!」

「それがなにか?ってゆーかさ、先輩達酷いっすよ。俺の話なんか全く聞かないで、勝手にあの子と話進めるし」

「いつからいつから〜?オチビ、全然そーゆーの話してくんねーの、酷い!」

「別に言わなくても…」

リョーマは至極めんどくさそうに桃城たちをあしらって着替え始めた。



「「「あ……」」」


その瞬間、部室にいた一同は見てしまった。リョーマの背に赤い傷跡が付いているのを。


「何すか、さっきからジロジロ…」



「越前、その傷…どうしたの?」





(((不二(先輩)〜!!!!)))


誰もが聞くに聞けないことを、不二はさらりと聞いた。しかも、笑顔のオプション付きで。リョーマは一同の反応を見てため息をついた。


「これは…」


ごくり、と唾を飲み込む。








「昨日、彼女に、付けられた痕、っすよ」

(…まだまだだね、)

一言一言強調するように区切られた言葉に、一同唖然。ニヤリと最後に笑って部室を出ていくリョーマの背を見て一同の心はまたしても一致団結した。



(((隠しもせず言った―――!!)))


顔を赤くする彼らをチラリと見て、不二は“越前も男だね”なんて呑気に呟いてリョーマの後を追った(もちろん詳しく聞くために)。





――――――

リョーマは常に堂々としてればいいと思う。

クルミ成り代わりにしてみようかと思ったけど、実年齢と10歳近く離れてる小学生の気持ちとか言動とか、もう思い出せなくて断念。
だけどリョーマ大好き。ショタ万歳。
好きなのはしょうがないよね。だって中学生に見えないもん。



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あきゅろす。
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