迅速な行動。不二Ver.
「聞いてくださいよー。あの子まじ言葉通じないんですけど!宇宙人なんですけど!」
「どうしたんだい?」
「いっつもリョーマのこと”リョーマ君”って呼ぶから、”「リョーマ君」なんて馴れ馴れしい呼び方すんな!”って言ってやったんです!そしたら、”じゃぁ私もリョーマって呼んでいいのね!”なんて言われちゃって…」
「へぇ…」
「普通、越前君って呼びなおしますよね?!それが普通ですよね?」
「うん、まぁ、普通はそうだよね」
「やっぱそうですよね!いやー不二先輩話通じてよかったです!って、何してるんですか?」
「え?今からその宇宙人を星に還してあげようかと」
「いや、まあ、宇宙人は星に還るべきだと思いますけど…って違う違う違います!何でそんな木いっぱい持ってるんですか?」
「よく聞いてくれたね。焼却炉で燃やして空に逝かせようと思ったんだけど、木があったほうがよく燃えそうじゃん?燃やして灰になったらすぐに宇宙まで還ってくれるかと」
「(なんかリアルな宇宙帰還方法…)えっと…」
「非常識過ぎるよね、あの子。普通はもう二度と彼を呼んだりしないよね。というか姿を消すべきだよね。それじゃ、僕は用事があるから」
「(魔王が見える!)」
魔王様は冥界に還るべきでは、と先輩の後ろ姿を見て思いました。
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不二先輩はやっぱり魔王設定で(笑)
なんちゃってシリーズ化(しそう)
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