[携帯モード] [URL送信]
迅速な行動。不二Ver.


「聞いてくださいよー。あの子まじ言葉通じないんですけど!宇宙人なんですけど!」







「どうしたんだい?」







「いっつもリョーマのこと”リョーマ君”って呼ぶから、”「リョーマ君」なんて馴れ馴れしい呼び方すんな!”って言ってやったんです!そしたら、”じゃぁ私もリョーマって呼んでいいのね!”なんて言われちゃって…」







「へぇ…」







「普通、越前君って呼びなおしますよね?!それが普通ですよね?」







「うん、まぁ、普通はそうだよね」







「やっぱそうですよね!いやー不二先輩話通じてよかったです!って、何してるんですか?」







「え?今からその宇宙人を星に還してあげようかと」









「いや、まあ、宇宙人は星に還るべきだと思いますけど…って違う違う違います!何でそんな木いっぱい持ってるんですか?」







「よく聞いてくれたね。焼却炉で燃やして空に逝かせようと思ったんだけど、木があったほうがよく燃えそうじゃん?燃やして灰になったらすぐに宇宙まで還ってくれるかと」







「(なんかリアルな宇宙帰還方法…)えっと…」







「非常識過ぎるよね、あの子。普通はもう二度と彼を呼んだりしないよね。というか姿を消すべきだよね。それじゃ、僕は用事があるから」







「(魔王が見える!)」



魔王様は冥界に還るべきでは、と先輩の後ろ姿を見て思いました。









------------------

不二先輩はやっぱり魔王設定で(笑)
なんちゃってシリーズ化(しそう)

←前次→

72/79ページ

[戻る]


第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!