部活動事情 前篇
意外と人気だったR陣の活動絡み
長くなってしまうので分けました
前後篇の予定ですが中篇の3Pに分けるかも…
一応リョーマ甘夢（時々ギャグ）
※桜乃朋がかなり酷い扱いです
アンチ桜乃朋以外の方にはオススメできません
腹黒R陣が嫌という方にもオススメできません
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第一印象は生意気な後輩。気取ってるわけでもないんだけど、妙に他の1年と比べて落ち着きがあって…。ともかく、おチビ――越前リョーマ――の第一印象はいいものじゃなかった。だけど、あの日――――
昼休み、レギュラーメンバーだけでミーティングをすることになった。おチビは用事があるから無理だとか。会議室は飲食禁止だから、食べながらミーティングが出来る場所はないかと校内をうろついていた。桃が屋上なら人がいないかも、って言ったから俺達は屋上に。重くて錆びたドアを開けると、まさに昼寝日和といわんばかりの心地良い風が吹いた。とりあえず、屋上の日陰を探していたら、びっくり。
唯我独尊生意気後輩のおチビが、可愛い女の子と肩を寄せ合って寝ていたのだ。無防備に寝る2人の表情が驚くくらい穏やかで、見てるこっちの胸がほっこりするくらい微笑ましかった。
あれから俺の中でおチビの印象が変わった。相変わらず生意気だけど、部活中にフェンス越しに例の彼女（名前は桜井凛っていうんだって！/乾情報より）を見つけた時の表情だとか、彼女が他の男子生徒と話してるのを見てムスッてした顔だとか、ともかくおチビが可愛く見えて仕方ないんだよ！弟っていうより、愛娘を見るような父親の心境？それは大石も不二もタカさんも、乾、桃、海堂や、あの手塚までもそう思ってるらしくて。そっから"越前リョーマと凛ちゃんを見守る部"が出来たんだ。部員の条件は厳しくて、テニス部でレギュラーになんなきゃいけないんだ。因みに、俺達がこの部活を作る前から"越前リョーマと桜井凛カップルを崇めよう同好会"ってのがあったみたい（乾情報より）。
部を結成してから校内を調査すると、おチビカップルは人気のようで、ツーショットの写真が裏で売買されてたりした。乾が部活中に隠し撮りなんてするから暫くするとおチビに気付かれて、呆気なく廃部。…と思いきや、なんとまぁ、びっくりパート2。
"そんな部があったんすか…まぁ、頑張ってくださいよ"って、ちょっと照れながら言ったおチビは、誰が見ても可愛い！俺の中で、おチビは愛娘の位置に決定した瞬間だった。それからの活動は活発に。凛ちゃんを悪く言う生徒は排除してきたし、2人の為にいいシチュエーションをセッティングしたりもした。ともかく、いい具合になってたんだ。なのに、なのにさ？！
「あんのクソガキィィィィ！凛ちゃんになんてことをっ！！！」
「落ち、落ちつつ着いてくく、くだださいよぉぉお「お前が落ち着け、桃城」ぉぉ…わりぃ、」
「どうする？竜崎先生の孫だからと言って、見逃すわけにはいかないよね、手塚。このままだと俺の胃にまで影響が…」
「あぁ、当然だ」
「…大石って心配事が出来るたびに胃悪くするよねー。悪くなる前になんとかしなくちゃねー」
「きちんと作戦を練らなきゃいけないね。今あの2人の行動データ集計をだすよ」
今日のミーティングは、最初から怒りっぱなしだ。乾が持ってたビデオカメラには、何とかって名前の、彼女曰く"リョーマ様ファンクラブ会長"。それの金魚のフンみたいに何時も一緒の竜崎桜乃。その2人が凛ちゃんを責めている写真だった。凛ちゃんの教室に設置された監視カメラには、俺達が朝練をやってる最中に起こったらしい事が録画されていた。凛ちゃんとあの2人の距離は乾によると60.47cm。あまり離れてないから、身長の低い凛ちゃんは2人におもいっきり見下されてた！（ここ重要！みおろす、じゃなくてみくだす、だからね！）凛ちゃんは自分で"大人しいクラスメートNO1"だとか言ってたくらい大人しい子なんだ。ちょっと内気で、だけど頑張り屋で、小さい体を一生懸命動かしてる姿は、まるでハムスターを見てるみたいに可愛いんだ！そんな子を2人で見下すなんて…っ！！
「え、僕今すぐにでも彼女消しちゃいたいんだけど」
「だめだめ！すぐに消しちゃ意味無いの！じっくり懲らしめなきゃ…」
「ねぇ、竜崎桜乃って、彼が迷惑がってるのに付きまとってるよね？やっぱり今すぐにでも抹殺しよう。僕なら大丈夫。跡形もなく「ちょ、落ち着いてください不二先輩！」…」
「そうだよー。みんな怒ってんだからねー？不二だけやるなんてずるいぞー！」
「…よし、出来たぞ。名付けて害虫駆除作戦。プランAからGまであるが、どれでやろうか」
俺達が話してる間に、乾はあの2人を懲らしめる作戦を7個も考えてたみたい。うん、すごい。10分くらい話合った結果、プランDでやることになった。決行は明日。本当は今すぐ実行したかったんだけどね？だけど、今日はもう予定あるから！なんてったって、今日はおチビと凛ちゃんと一緒にボーリングに行くんだ！
とゆーわけで、明日は害虫駆除作戦開始にゃー！
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まずは見守る部ができたきっかけ。R陣はリョーマと彼女を溺愛しちゃってます。それはもう、リョーマと彼女が笑ったら、出血大サービスしすぎて失血死するくらい。…たぶん（笑
一応アクア様リクエスト小説…のつもりです。
1Pに収まりきらないと思ったので、勝手ながら2.3Pに分けさせてもらいますorz
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