15※
まるで早く触ってくれと言うように、信長の腰が揺れているのを見て、陽炎は口の端を上げた。
「腰、揺れてんぞ?」
信長は仄かな月明かりの下でも分かるほどに、顔を赤く染めた。
「ばっ、言うなっ!」
乳首を舌で転がしながら、ゆっくりと双丘を撫でられれば、くぐもった声が漏れてしまう。
「ふぅ、ううぅ……っ」
手に触れられても、腕に触れられても、全身が敏感になっているらしくて、どこに触れてもビクビクと震えてしまう。散々弄られた乳首は、ぷっくりと膨らんで、軽くなぞられただけで、ぞくぞくしてしまう。
未だ触られてもいない中心は、しっかりとその存在を主張していて、だらしなく蜜を垂らしてしまっている。
それもまた、恥ずかしさを煽っていて、陽炎に抱きついて顔を隠す。
「なんか、普段よりも感じてる?」
「っ!?……ぅ、うるさぃ」
抱きついた拍子に、信長は腰を陽炎の腰に押し付ける形になってしまい、自分の状態を知られてしまう。
「もう、ヌルヌルだなぁ」
陽炎の掌でぐりぐり撫でられ、与えられる快感に背中から腰にかけて、甘い痺れのようになって信長を襲った。
「っん………ふうぅ、んーー……っ」
直接握り込まれた衝撃に、信長は全身を震わせた。
先端からじわじわと蜜が溢れ出して、それを広げるように全体に塗り込められる。
「…っぁ、んぅ………ううぅ、んっ!」
ぬるりとする感触が気持ちよくて、でも、そんなに感じてしまっていることが恥ずかしくて、信長は陽炎にすがり付いく。
嫌だと言うように頭を左右に振っても、陽炎の手は止まることはなかった。
「ゃ……ゃぁっ……も、で…るぅぅ」
「出せよ」
「や、ゃだぁ……」
信長はもう爆発寸前で、なんとか陽炎から逃れようとしても腰を引いても、そんなことで逃げられる筈もなくて、益々追い詰められていく。
「ひぅっ……ぅぁ、ぁぁぁっ……!」
びくんっと体を弾ませて、信長は陽炎の手の中で弾けた。どぷりと吐き出した精液は、陽炎の手を汚した。
「んー、いっぱい出たなぁ」
なぜか嬉しそうな陽炎の言葉に、信長は恥ずかしさの余り、目頭が熱くなって、涙が溢れるのを感じた。
「泣くなよ。虐めてるみてぇじゃねぇか」
「な、泣いてないっ」
陽炎の首に顔を埋めているから、見えない筈なのに、自分で言ってて、悲しくなるほど説得力がなかった。
「声、押さえてろよ?」
「え?」
陽炎は徐に双丘を撫でると、ぬるりとしたものが割れ目の奥にある秘められた部分へ塗り込められた。
声が出てしまいそうになるのを、信長は慌てて口を押さえて押し止めた。
「ひゃぅ、ぅーーーっ!」
勿論それは、先程出した自分の精液で。
恥ずかしくて目をぎゅっと瞑ってしまう。
ふと陽炎の重みが体からなくなり、不思議に思って目を開けようとした瞬間、あろうことかお尻を高く持ち上げられ、陽炎の目の前に自分の恥ずかしい部分が晒されてしまった。
「ちょっ!?何して………っ!?」
「しー、静かにしてろ」
思わず大きい声になってしまったのを、陽炎に咎められてしまう。
けど、だけどっ!
これは仕方がないと思う!
だって、だってまさか、こんな体勢にされるなんてっ!
恥ずかしいぃっ!!
またもや涙が溢れそうになったとき、陽炎の舌がペロリとその場所を舐めた。
「ひぅっ!?」
え?
今……舐め、舐められた!??!!?
「ば、馬鹿ぁ…舐め、舐めるなぁっ!変態ぃぃ!!」
「ったく、静かにしろって」
もはや恥ずかしいとか、泣くとか、そんなことを通り越して、余りの衝撃に大混乱だ。
静かにしろとか、え?
なに言ってんの!?
騒ぐなって方が、無理ぃっ!!
「良い子だから」
もう、なにがなんだか分からなくて。
でも、声を出してはいけないのは、辛うじて頭の片隅に残っていた。
両手で顔を隠しながら、強く唇を噛んで、声を殺そうと努力はした。
「そう、我慢しろよ」
自らの出した精液を、奥まで行き渡るように指で中を広げられ、再び陽炎がその場所に舌を這わしていく。
「う、ぅううぅぅ………っ!」
陽炎に中まで舌を射し込まれて、信長は今すぐにこの場から逃げ出したいほどの羞恥に苛まれた。
勿論、この体勢で身動きがとれる筈もなくて。
信長は恥ずかしさの余り、穴があったら入りたかった。
「ひぅ、ぅぅんっ……も、ゃだぁ……恥ずかしいぃぃ…」
舌を出し入れされて、同時に指まで突き入れられて、ぐちぐちと掻き回される。
「こっちは気持ち良さげだぞ」
そう、後孔を陽炎の目の前に晒してると言うことは、当たり前だけど信長の中心も見えている。それはもう立派に膨れ上がっているわけで。
信長は恥ずかしいのに、指や舌で中を広げられ、掻き回されるのが気持ち良いと感じてしまう。
「こんなもんか?」
小さく呟いた陽炎は、ようやくお尻を下ろしてくれた。
ほっとしたのも束の間、大きく足を広げられ、熱い塊が後孔に押し当てられると、信長は思わず体を硬くした。
陽炎のは本当に、馬鹿みたいに大きい。
さすがと言うべきなのか何なのか。
こんなものが自分の中に入ってくるのかと思うと、毎回恐怖を覚えてしまう。
「射れるぞ」
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