運命の独唱(アリア)
新入生
「今年の新入生にはほとほと呆れますね」
そっくりなオレンジの髪色の二人の人物が呟く
「んーまぁ、そうみたいだね…」
書類を片手にソファーに転がる金髪の人物がやる気無さそうに同意した
「いいえ、そうでもないかもしれないですよ?」
眼鏡のブリッジを押し上げながら一枚の紙をペンでチェックした
「一人だけ、少々興味のある人物が」
「へぇ、珍しいな…お前が興味もつなんて」
先ほどまで黙っていた人物が口を開いた
「えぇ、まぁこれを見てください十分彼は可能性がある」
「…こいつは」
「へぇー面白いですねぇ」
「「へぇー!これはいいねー」」
四人は紙にしるされた一人の人物をみると一様に興味を示した
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