運命の独唱(アリア)
始まり
「奏、頑張ってね!たまには連絡しなさいよ?」
リビングでの朝食を終え、玄関へと向かう最中に奏の母が声をかけた
「わかってるよ、じゃあね母さん」
俺は今日から全寮制魔法学園の一年生となる
魔法学園の入学はほぼ生まれたときに決まる
出生直後の診断で魔力有と認められると魔法学園への入学が義務付けられる。
そして、根本的に魔力を持つのは男子のみ。
男子の中でも持つものと持たないものはいるが、
その違いは未だに解明されてない
そして今日入学式
国で設立されているだけあって軽く中世のお城のような建物である
「…ここどこ?」
そして俺、瀬能奏、絶賛迷子中
だってしょうがないじゃん!?
なんか広すぎて入り口分かんないんだもん!
「あぁ…ヤバい…入学式から遅刻とか…」
頭を抱えて次の行動と最悪の結果を考えていると頭上から声が響いた
「おい、チビ。お前こんなとこで何してる。」
「へ…?」
あぁ…
神様、あなたは乗り越えられる試練しかお与えにならないのでは無かったのですか?
これは…とっても非常事態です…
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