運命の独唱(アリア)
夢
「みぃーつけた」
誰かの声が聞こえると同時に視界には見馴れた天井が広がった
「…っ夢か…」
最近特に寝覚めが悪い
寝ぼけまなこを擦りつつ洗面所に向かった
「…カラコンのせいか…?」
鏡に移る自分をみて呟く
青い目
小さな頃から俺はこの目が嫌いで、みんなと同じような黒目に憧れて黒いカラーコンタクトをつけてきた
しかしここ最近目の青の色が鮮やかになっている気が…する
「気のせい…だよね?」
もう一度呟くとカラコンをつけ、念のために伸ばしている前髪をとかすとだて眼鏡をつけた
よし!完璧!
再度鏡をチェックして頷くとリビングへと足を向けた
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