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運命の独唱(アリア)
魔法石

魔術師といってもその戦いかたは様々だ
武器を魔法で精製する方法
魔法陣を発動させそこから各属性の攻撃をする方法

そして使える術者は少ないが
基本的な2つと重複して使う戦いかたとしては

精霊獣と契約した守護者と呼ばれる者にのみ使うことのできる召喚術(サモン)

魔法を言葉に置き換え歌声にのせる詠唱術。術者は独唱(アリア)と呼ばれる。

守護者と独唱者(アリア)は基本的に希少であり、学園ではそれなりの地位を得る。特にアリアは学園が開設して以来、一名しかおらずその一名は能力解放後行方不明となった。
そのため、守護者とはアリアを護衛する役割を得る

という先生の説明をぼんやりと聞いていると、授業を隣で聞いていた日向が

「俺、武器がいいなぁ…!」

と目を輝かせていた。
一年生のうちに攻撃方法を取得し磨くというのがカリキュラムのうちであり、今がその一番最初の授業なのである。クラス関係なく、SからFまでの合同授業


「では、全員準備開始!」

先生の声に全員が一斉に動き始める
やり方は簡単で、魔法石に手をかざして魔方陣が体に刻印されるか、武器に変わるかだ

「…っやった!」

日向は武器らしい
大型の剣を掲げて叫んだ

「…っ!うっ…はぁ…、僕は魔方陣型みたい」

滝川は刻印された痛みか額に汗を浮かべながら
刻印された鎖骨の辺りを撫でた

二人をみて奏は自分も魔法石に手をかざした

手のひらに熱を感じる
閉じていた目を開くと奏の魔法石はネックレスへと形を変えていた

「キレイ…」

細い銀のチェーンに通されているのは青い石、光の当たり形によってキラキラと色を変えた

奏はネックレスをつけると既に作業を終えて集まる同級生のもとへとむかった


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