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世界で一番きみが好き
Side 海斗
俺―神宮寺海斗は、『Heaven』というグループで芸能活動している。


初めは、俺の歌を聴いてもらいたくて入った世界だったが、いつしか歌うことからは遠のき、今ではモデル、俳優を中心に幅広い活動を行っている。


でも、けして充実しているわけではなく、毎日マスコミに追われたり、女達からの煩いほどの視線や甲高い声に疲れ、苛々した日々を送っていた。


今日も、体の中に溜まった欲を吐きだすため電話で女を呼び出し犯していた。


トップアイドルの肩書と容姿のお陰で女には不自由はしなかった。


俺の下で、舐めるような視線を向け、業とらしい嬌声を上げ喘ぐ女を冷めた目で見降ろしながら、激しく上下に腰を突く。


「あぁん……、やぁ……、海斗、海斗ぉ――」


俺の名前を呼び喘ぐ女に不快感を覚え、女の服の袖を口の中に突っ込んだ。硬くなった俺のもので激しく中を掻き回すと、刺激に反応したのか女がいき、同時に俺も達した。


ただ、こんな性行為、気持ち良くなかった……。


生理的に欲は吐き出しても、満たされない思いが重く胸の中を渦巻いていた。


萎えたものを引き出した後、女の求めにキスで応じてやると、


「や、やめてください!!」


張り叫ぶような女の声が聞こえ顔を向けると、少女が俺達に向かって駆け出してきた。


「や、やめてください。女の人が嫌がっているじゃないですか!!」


少女がそういうと、俺達の間に割り込んできた。


こいつ、もしかして俺が女を襲ってるって勘違いしているのか…?


緊張しているのか、少女は手がプルプル震えていた。



何だか小動物みたいで可愛いな……



それが、俺の少女に対する第一印象だった……


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あきゅろす。
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