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堕ちた先には

甘い感覚が身体を走り抜け、二度目の絶頂を迎えそうになったとき


「だめだよ、まだいったら。もっと気持ちよくなるのは、これからだよ、渚……」


「そろそろかな…」


渚の後ろに熱い物があてがわれ、その熱さに全身が震えた。


「愛してる、愛してるよ、渚……、やっと今俺達は一つになれるんだ……」


煉の欲情した声とともに灼熱の楔が僕を貫いた。急激な圧迫感に息がうまくできず、声にならない悲鳴をあげた。
そして、あまりの痛さに涙がとめどなくこぼれ落ちる。


「ぅ……あっ……あ……」


「はぁ……、渚、……ゆっくり息を吐いて・・・」


煉は動きを一度止め、軽く息を吐いた後、ゆっくりと律動を開始した。


そのたびに、ぐちゃぐちゃと卑猥な音が部屋に響いた。


「ふふっ、渚の中はなんて熱いんだろう。俺に絡みついて離れないよ」


僕は首を左右に振り否定した。


しかし、煉は恍惚とした表情で僕の中をさらに激しく突いた。


「やぁ……、やめて……、痛いよ……」


「渚、もう少しの我慢だよ。気持ち良くなるから……」


「やぁ……、あぁぁ……」


「気持ち良くなってきたのかな・・・いい声だよ……。気持ち良いんだね、渚」


渚は煉から与えられる快楽に ただ喘ぐことしかできなかった。


自身に手を絡めとられ扱かれると、さらなる快楽が渚を襲い、無意識に渚の中にいる煉を締め付けてしまった。


「くっ……、すごい締め付けだね。渚、一緒にいこう……」


渚を扱く速度が増し、さらに激しく奥まで貫かれる。


渚の目の前が一瞬真っ白になり、蕾の奥に熱いものが注がれ中を満たし、同時に渚自身は白濁した液体をお腹の上に出した。


「あっ………」


一気に倦怠感が襲い、ぼんやりと天井を見つめた。


煉は焦点の合わない渚の瞳を熱い眼差しで見つめ、抱きすくめたまま、何かの誓いのように呟いた。



「渚……愛してるよ……。一生離さない、渚は俺だけの者だよ……」




そんな煉の言葉を聞きながら僕の意識は闇に落ちていった。




もう、僕と煉は普通に戻れない……。





禁断という名の扉が開いてしまったのだから……


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あきゅろす。
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