[携帯モード] [URL送信]

堕ちた先には

不意に煉はその場を離れ、一時もたたないうちにピンク色の小瓶を持ち戻ってきた。


片手で瓶の蓋をはじき飛ばし、僕の後ろにかけるとねっとりとした感触が伝った。


「やっ…何……!」


「心配することないよ。これは渚を傷つけないようにするためだからね」


小さく微笑む煉は僕の足を開き、間に体を割り込ますと、指を僕の中に入れた。抜いたり出したりした後、かき回した。


「い、痛い!!抜いて……」


体内にある異物の不快感や痛みにより体を離そうとするが、腰に回された腕によってかなわず、徐々に出し入れされる指の数が増えていく。


「痛い……やめて、煉……あっ……あん……」


何度か指を出し入れされ、指がある一点をかすめたとき、痛みと不快感しか感じなかった所から、また痛みとは別の感覚に声をあげてしまった。


何度か抜き差しされる内に、先程感じた快感が遅い、思わず甲高い悲鳴をあげた。


「きゃっ……あ、ああぁ!!!」


「見つけた!!」


今の何……?


思わず煉の顔を見上げ戸惑う僕に煉は恍惚とした表情で
「ここなんだ。渚の気持ちいい所……」


「あ……あ……」


「ねぇ、渚……気持ちいい?」


僕は唇を引き結び、声を漏らすまいと、両手を重ね合わせ口に手を当て、目一杯首を横に振った


「ふふっ、素直じゃないね。渚のここは、こんなに甘い蜜を零しているのにね」


煉は薄く笑うと、そこを執拗に攻めながら、同時に僕のものをかき回すように扱いた。

[*前へ][次へ#]

5/7ページ

[戻る]


第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!