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堕ちた先には

「やっ…、あぁ……あん」


煉は片手で胸をいじりながら、もう一方の手は僕のものに絡んだ。


「渚、可愛いね。もしかして、ここは自分であまり弄ってないのかな?」


「そんなの…」


「嬉しいな…」


羞恥に頬を染めた渚に、にこりと笑うと、渚のものを始めはゆっくりとした動作で、それから徐々に激しく扱いていった。


「やぁ…あぁ………煉」


「ああ、渚。もっと俺の名前を呼んで・・・」


渚自身から先走りがにじり始め、ぐちゅぐちゅとした水音が部屋の中に響いた。


煉は口付けを行い、渚に添えられた手は更に激しく扱かれ、もう少しで達しようとするところで手を離された。


渚は一瞬ほっとしたものの、下にあるものは熱を持ったままで落ち着かなかった。


煉はすばやくズボンを下に下げると、唇は僕の胸から徐々に下腹部に移り、渚自身でも余り触らない部分にたどり着いた。


渚の反応を確認するように、上目ずかいで見た後、不適な微笑みを浮かべ、口に含んだ。


今まで感じたことのない感覚に渚は羞恥を感じることを忘れ、ただ喘ぐことしかできない。


「…やぁん、」


渚は僕の行動を弄ぶように、時に舌で尿道つついたり、時に口をすぼめたりして上下に動かした。


熱い粘膜に覆われ、心とは反対に渚のものは熱を強くし、煉の口内ではじけた。


煉はゴクリとと飲み込み、舌で自身の唇をなぞった。


「はぁ……、美味しかっよ。甘く、蜜のようだったよ。この味は俺だけが知っているんだよね。
ーというより他の奴に飲ましたら、そいつ殺してやるけどな。ふふふっ…」


口元に手を当て、目を細めて笑った。


どうしてこんな事になってしまったのだろう…。



目の前にいる人は誰…?



涙がとめどなく頬を伝う。



渚は快楽と焦燥感とともに体の力が抜け、いつしか抵抗していた四肢を床に投げ出した。



もう何も考えられない…



もうどうなってもいい。


煉は、頬から目尻に沿って、ゆっくりと舐めあげた。



「さてと、そろそろ準備を始めないとね」



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