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季節シリーズ




蒼介さんに報告をしないと、というと大輝は嫌そうに顔をしかめ「何であいつに報告なんか」と言いながらもしぶしぶ頷き、2人で報告に行った。

「真妃を頼む。泣かせるな」

僕の“大輝を信じる”という言葉と大輝の“俺が真妃の支えになる”という言葉に蒼介さんはそう言った後、
「良かったな」と笑ってくれた。

その日から僕達は付き合い始めた。


ある日、昼ご飯を食べている時、大輝が唐突に聞いてきた。

「なぁ、蒼介さんってゲイ?」

その質問にむせそうになり、慌ててお茶を飲む。

「何だよ、突然」

「ずっと気になってたんだよ。真妃のことも俺達のこともすんなり受け入れてたみたいだし」

「僕が言っていいのか判らないけど・・・隠してないしいいのかな・・」

おかずを口に運びながらも僕の言葉をちゃんと聞いていたらしく「やっぱりそうなんだ」と呟いた後、ニヤリと笑ってまた聞いてきた。

「前に蒼介さんがお前が俺のことを話してたって言ってただろ?何を話してたんだ?」

「は?」

「ずっと気になってたんだよ」

「別に何だっていいだろ」

無意識にしゃべった内容だから本当に自分では覚えていなかった。

あとから蒼介さんに聞いてみたら

「今日は何を話した、とか彼のこういう所を発見した、とかお前、結構嬉しそうにしゃべってたぞ」

と言われ恥ずかしくて卒倒しそうになったのは彼には言わないでいた。


大輝に強請られ初めて家によんだ時、大輝は目を見はり聞いてきた。

「お前、ここで1人で生活していたのか?」





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あきゅろす。
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