ガールシリーズ
1


「いやぁん、漏れちゃううぅ」

 アリスは公園のトイレに駆け込んだ。

 朝の通学途中のことだった。いきなり尿意をもよおしてきたのだった。アパートの部屋に帰るにも、学校まで行くにももたないくらいに、急なものだった。

「おなか、冷えちゃったのかなぁ」

 呟きながら、急いで個室のドアを開けて中へ入った。もう、漏れそうだった。

 が、ドアを閉めようとして、そのドアを掴まれた。

「え?」

 そこに、男が立っていた。

「…ひぃっ」

「朝からこんな所で会えるとは、思っていなかったぞ」

 そう言って、その男――ダークはアリスの入っている狭い個室に入ってきた。

「どうして…」

「お前と俺は強い運命の絆で結ばれているようだ、アリス」

 言いながら、男はアリスの身体を引き寄せる。

「俺がさせてやろう」

「いや…っ」

 男がアリスの身体をまさぐって、短いスカートの中へ手を入れてくる。すかさず足を閉じようとするのを、背後から片足を抱え上げられた。

「いやっ」

 暴れようとするのを、もう片方の足も抱え上げられた。

 ダークに背後から手を伸ばされ、股間が広げられる。

「さあいいぞ。もう、漏れそうだろう?」

 耳元で囁かれて、アリスは羞恥に顔を染める。

 ショーツもはいたままで、こんな格好でなんて、絶対にできなかった。

「どうした? 恥ずかしがることもなかろう」

「恥ずかしいに決まってるでしょ。こんな格好で…」

「そうか…しかし、我慢するのは身体によくないぞ」

 言いいながら男はアリスの膝後ろを抱え上げている手を更に伸ばして、アリスの下腹部に触れる。

 ビクリッと、下腹部が震えた。

「パンパンではないか。仕方ない、俺が手伝ってやろう」

「や…ダメ…そこは…」

 グイッと、下腹部を押された。

 元々、寸前であったものが、外からの刺激でとうとう耐えられなくなった。

 じんわりと、ショーツが濡れていくのが分かった。

「いやああ…」

 出始めた尿は止められなかった。アリスのショーツを十分に濡らした尿は、ショーツの隙間からどんどんあふれ出した。

「やだぁ…見ないでぇぇ」

 ジョロジョロと音を立てて便器に落ちて行く自分の尿から、アリスは目を逸らすしかなかった。







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あきゅろす。
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