ガールシリーズ
3
「お客…さま…やだぁ…」
男はアリスのスカートをめくり、下着の隙間から指を忍ばせてきた。
「やっ!」
中心に触れられた途端、アリスは我に返る。
「やめてくださいっ」
男の手から何とか擦り抜けようともがく。しかし、男の力は頑強だった。
アリスは逃れるどころか、簡単に下着を剥ぎ取られた。その動きは素早く、あっと言う間にアリスは両足を男の眼前に開かされた。
「いや…やだっ」
足をばたつかせるが、開かされた格好では何の効果もなかった。その間に男はアリスの股間にしゃぶりついた。
アリスの甘く湿った部分を舌先でなぶりながら、男はアリスの後ろの窪みへも指を這わせていく。男の唇と舌と、生暖かい唾液がアリスの中心部分にねっとりとまとわりつく。
「…お客…さま…ぁ…」
舌が、アリスの蕾の入り口をこじ開ける。
「やだああ…」
ぺちゃぺちゃと、男がアリスの股間をなめる淫猥な水音が、狭いエレベーターの中に響く。その音がアリスを余計に追い詰めていく。
「たす…け…て…」
涙が溢れて、流れ出す。拭おうとして、先にその涙をすくう手があった。
「お客様…」
男が、今までアリスの股間をなめていたその口で口づけ、アリスの唇を舌でなぞる。これで終わったのだと、アリスはほっとした。
その次の瞬間。
アリスの下半身に激痛が走った。まるでめり込むようにして、何かがアリスの中へと侵入してきたのだった。
「いやああああっ!!」
見ると、自分の広げられた股間に突き刺さる男の肉棒があった。それは、次第にアリスの中にその全身を埋めていく。
「あ…ああ…」
太くて、熱く猛った男根は、まだ誰も入り込んだことのない密所にゆっくりと入っていった。
「いたい…お客…さま…」
再び流れ出す涙に、男はもう目もくれようとはしなかった。男は下半身を身震いさせる。
「いい引き締め具合だ。思った通りだ」
呟いて、男はアリスの中にあるモノをうごめかせた。
「あっ…やだ…動かないでっ」
異物が自分の中に入り込んでいる。
それだけでアリスは気が遠くなりそうだった。
それを現実につなぎ止めるかのように、男はアリスの中で次第に動きを大きくさせ始めた。
「あっ…ああっ…はあうっ…ああんっ…」
男が動く度にアリスは我知らずに声を上げる。
腰を使って、男は更に一層激しく動く。
アリスの中で男のモノは堅く、太くなっていき、ついにはアリスの最奥にその先端を突き刺した。
「ああっ!」
その時、アリスの全身を貫くような痺れが走った。男はそんなアリスに気づいて口の端を吊り上げると、『そこ』を激しい勢いで突き上げた。
「ああっ! ああっ! ああっ! ああっ!」
突き上げられる度にアリスは身体を震わせ、男にすがりついた。
「どうだっ、どうだっ」
「ああ…ああっ…ダメぇ…そこぉ…くぅはぁ…」
アリスは自分でも何を言っているのか分からなくなっていた。性感という性感が目覚めていた。
男が口づけて舌をからめてくるのをアリスは自らも舌を使って応じた。
絡まる舌と舌。繋がれ合っている下半身と下半身。それぞれがピチャピチャと淫猥な音を立てていた。
アリスは男の胸に縋り付き、男はアリスを抱き締めた。
「ああ…お客…さま…」
「…ダークだ。ダークと呼べ」
「…ダーク…さまぁ…」
二人の間には何も無かった。
「ああ…ダークさまぁ…」
「アリス…」
そして、唇を離してお互いを見つめ合う。
荒い呼吸が少しだけ整えられたかと思った瞬間。
男が動いた。
「―――――――!!」
ひときわ激しく、男はアリスを貫いた。大きく背をのけぞらせるアリス。その身体を抱き締めて、男はアリスの中に精を流し込んだ。
熱いほとばしりが何度も自分の中に流れ込むのを、アリスは恍惚とした表情を浮かべて感じ入っていた。
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