ガールシリーズ
2


 塞がれる唇。

 ねっとりとしたダークの舌がアリスの口中へ滑り込んで来た。

「ん…や…」

 首を振って逃れようとするが、ダークはアリスの抵抗などものともせず、口中を生暖かい唾液で浸していく。

 逃げようとする舌を追いかけ、絡み付いてくるダークの熱い舌。戯れのようにアリスを翻弄させていく。

 その間に、ダークの手はアリスのJカップの膨よかな胸を掴んで、揉み上げる。アリスの胸はダークの大きな手に丁度良い大きさだった。

「ん…あ…」

 先端をつままれ、ギュッとねじられた。途端、アリスの全身に痺れが走ったような気がした。

 それがスイッチだったのかも知れない。

 アリスは下半身がうずき始めるのを感じた。少しかゆみを感じて膝を閉じようとするのをダークは見逃さず、アリスの股間を大きく開いた。

「やん…っ」

「よく診察しないとな」

 掴まれた乳首がじくじくした。股間に触れる男のものを感じて、ソコが疼き始めている。

 たまらない感じがした。

 アリスは風邪の熱よりも、目の前の男が与える熱の方を強く感じている自分に気づく。

「おじさま…身体中が…へんなの…」

「分かっている。お前の身体のことは、俺が一番良く知っているからな。どうれ、見せてみろ」

 言って、ダークはアリスの胸にしゃぶりついてきた。

 熱くねとりとした舌が、アリスの右の胸の先端部分を嘗め上げたかと思うと、きつく吸い上げた。

「ああん…」

 左の胸は突起をつままれたまま、強く引っ張られた。

「やだあ…」

 それだけで、イッてしまいそうだった。

 アリスは無意識のうちに、股間を男のものにすりつけていた。ダークはそんなアリスを満足そうに見下ろした。

 そのアリスの背に手を滑り込ませ、ゆっくりと背筋を撫でる。

「あんっ…っ」

 身を縮こませるのを逃さないように、もう一方の手で腰を取って、ゆっくりと背筋から下へと手を這わせていく。

「これなら注射の2―3本も打っておけばスッキリ治るだろう」

 何のことかと虚ろな目を漂わせて男を見上げてくるアリスに、ダークは意味深な笑いを浮かべる。

「昔から、風邪をひいた時には、尻に太い注射を打つものだ」

 ダークは両手をアリスの脇からパジャマのズボンの中へ滑り込ませ、そのまま一気に下着ごと下へ引き下ろした。

「え?…だめ…」

 この無体な男が何をする気なのか、熱のある頭であってもはっきりと理解できた。期待に膨らんでいる自分の身体も、はっきりと認識できた。しかし。

「ちょっとまって…。あたし、病人なのに」

 熱がある身体で、この男の行為を受け入れるには限界があると、さすがに感じた。

 慌てて身を引こうとするが、そんなものはダークに通じる筈もなかった。



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あきゅろす。
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