ガールシリーズ
5






 アリスは、頬を軽く叩かれて現実に引き戻された。気づくと、目の前にダークがいた。

「到着したぞ」

 ダークの言葉に窓を見やると、ダークの配慮からか窓のブラインドが下ろされていた。しかし、列車は既に止まっており、終着駅に到着のアナウンスが車内に流れていた。

「いっけないっ」

 アリスは立ち上がろうとして、股間が何かを銜え込んだままで動かないことを知る。何気なく見下ろして、小さく悲鳴を上げた。

「きゃっ!」

 ソコに、ダークのペニスが根元まで食い込んでいた。

 途端、今の今までダークに抱かれて、自分が何をされていたのかを思い出した。

 胸の上までたくしあげれたTシャツに、下着を破かれたうえに腰までまくり上げられたミニスカート。ダークのものともアリスのものとも区別のつかない、膣の周りに半分乾き始めている、ベトベトした白濁の体液。

 そして、何よりも、ダークのモノを含んだままのアリスの股間。

「いや…放し…て…」

 アリスはゆっくりとダークのモノを自分の股間から引き出そうとした。

 半分抜きかけたところで、アリスはダークに腰を掴まれた。

 次の瞬間、腰を引き降ろされ、アリスの中に再びダークのものが深く突き刺さった。

 それは串刺しにでもなったような快感をアリスに与えた。

「ふ…ああ…あ…」

 アリスは甘い声を上げて、ダークにしがみ付いた。

「おじさま…」


「ここは終着駅だ。そう急ぐ事もあるまい」

 アリスの耳元でささやくように言う男の声に、アリスは縋るような顔を向けてうなずいた。


 夕暮れのコンパートメントの中で、二人はもう一度、お互いを抱きしめあった。









   END





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あきゅろす。
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