美少女と野獣
V-2
アリスは真っ白いドレスを脱ぎ捨てた。つけていた下着も全て剥ぎ取り、同じように全身をさらけ出した野獣の前にひざまずく。胡座をかくその雄の股間の、先程のアリスの愛撫によって獣毛の隙間を割ってそそり立つ肉棒に唇を寄せる。その先端に軽くキスをして、ちらりと野獣を見上げる。
「欲しいなら上手にやってみな」
言われて頷くと、アリスはそのまま野獣の男根の先端を口に含んだ。わずかに異臭のするそれを、アリスは舌を使って奇麗に清めていく。
「どこで教わったんだ? この娘は」
野獣は手を伸ばし、アリスの頭を撫でる。そのまま頭を掴み、みずからの腰を突き上げる。
「んぶ…」
根元までアリスの口中に押し込めた。野獣の肉の先端が喉を突く感触にアリスは咳き込もうとするが、野獣はさせず、腰を動かし、アリスの口中で抜き差しを始めた。
「しっかりしゃぶれよ。すぐに美味い蜜を啜らせてやるからな」
アリスは言われるままに、一心にしゃぶりついた。根元から先端へ向けて口をすぼめながら吸い上げ、カリの部分を丹念に嘗める。口の端を伝って落ちる唾液など気にしていられなかった。野獣のものを余す所なく万遍にしゃぶった。
次第に堅くなっていくそれは、すぐにアリスの口一杯に太くなっていった。
「んん…」
アリスの口からはみ出す程に成長する野獣の雄の印。アリスは、口の中でもう身動きが取れなくなる程に成長したそれを銜えたまま、掲げていた腰をビクビクと震わせた。
野獣のものがアリスの口中に精を吐き出さんとする程に成長したと思った瞬間、雄の印はアリスの口中から抜き出された。
「やんっ」
追いかけようとするアリスを野獣は押さえ付け、仰向けにさせた。
「もっとイイ所に入れてやるから、大人しくしてろ」
言うなり、アリスの股間の中心に触れてくるもの。たった今までアリスがしゃぶっていた野獣の肉棒だった。
熱く猛ったそれが、アリスの中心にめり込んできた。何の準備もしていないと言うのに、アリスのそこは野獣の肉が簡単に侵入できる程に湿っいた。
待ち望んでいた。一晩中恋い焦がれていたものが今、アリスの期待する場所に差し込まれていく悦び。
「ああん、早くぅ」
アリスは嬉しそうに野獣の首に抱きついた。野獣はそのアリスを抱き締めながら、己のものをアリスの中へとゆっくり沈めていった。
「すこく…おっきいぃ…」
アリスはビクビクと腰を震わせながら、自らも肉棒に吸い付いた。
「これが欲しかったのか?」
「うん…嬉しい…」
アリスは野獣を見上げる。もう、恐ろしさなど微塵も感じることはなかった。ただただ欲望の相手、アリスの性を満たしてくれる唯一の雄なのだと認めた。
「ふ…ああ…」
野獣の肉棒の先端がアリスの最奥に触れた。
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