青い月赤い石



 洗いたてのバスローブで身をくるむセティア。その紐をほどかないまま、ガゼルはセティアの胸元をはだけさせる。

 中から柔らかくて膨よか胸を片方だけ取り出して、ゆっくり揉み上げる。揉みながら、その先端にキュッと吸い付いた。

「あ…っ」

 舌先で転がして、軽く歯を立てるとセティアの身体がピクリと跳ねた。

 そのまま、ガゼルはもう一方の胸へと手を伸ばす。バスローブの中をまさぐって柔らかく揉む。

「お前、またでかくなったんたのではないか?」

 ガゼルの唾液に浸され、てかてか光って見えるセティアの胸を揉みながら言うガゼル。

 そんな彼を見下ろして、セティアは思わず赤くなる。

「何言ってんですか…」

 ペロリと舌先で先端を嘗めてから、ガゼルはふと考え込む様子を見せた。それから、呟く。

「これじゃあ、入らんかもか」

「え?」

 聞き返すセティアに、ガゼルはニヤリと意味深な笑みを向ける。

「今度のパーティ用のドレスだ。お前の身体にぴったりのを作らせたんだが、胸が少しきつくなっているかもな」

 言いながらも、手は休めたりはしなかった。

「身体にぴったりって…何でガゼルさまがあたしのサイズ、知って…」

「知ってる。お前のサイズは全部な。ここの所もな」

 言ってガゼルの手を伸ばす先。セティアの股間に滑り込ませて、指先でまさぐる。

「あ…」

 ガゼルによって慣らされた身体は、それだけで全身に痺れを走らせる。自然に上がるのは甘い声だった。

 いつの間に、こんなにはしたない娘になってしまったのだろうか。最初はあんなに嫌だったのに、今では進んでこの男に足を開いて見せるようになった。身体が、拒否することを許さないだけではない。セティア自身が、男を求めているのだった。

「可愛いな、セティ。明日、一緒にお直しに行こうな」

 まともな会話はそれが最後だった。従順になったセティアの足を抱え上げ、ガゼルはそこに顔を埋めた。








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