青い月赤い石
1
洗いたてのバスローブで身をくるむセティア。その紐をほどかないまま、ガゼルはセティアの胸元をはだけさせる。
中から柔らかくて膨よか胸を片方だけ取り出して、ゆっくり揉み上げる。揉みながら、その先端にキュッと吸い付いた。
「あ…っ」
舌先で転がして、軽く歯を立てるとセティアの身体がピクリと跳ねた。
そのまま、ガゼルはもう一方の胸へと手を伸ばす。バスローブの中をまさぐって柔らかく揉む。
「お前、またでかくなったんたのではないか?」
ガゼルの唾液に浸され、てかてか光って見えるセティアの胸を揉みながら言うガゼル。
そんな彼を見下ろして、セティアは思わず赤くなる。
「何言ってんですか…」
ペロリと舌先で先端を嘗めてから、ガゼルはふと考え込む様子を見せた。それから、呟く。
「これじゃあ、入らんかもか」
「え?」
聞き返すセティアに、ガゼルはニヤリと意味深な笑みを向ける。
「今度のパーティ用のドレスだ。お前の身体にぴったりのを作らせたんだが、胸が少しきつくなっているかもな」
言いながらも、手は休めたりはしなかった。
「身体にぴったりって…何でガゼルさまがあたしのサイズ、知って…」
「知ってる。お前のサイズは全部な。ここの所もな」
言ってガゼルの手を伸ばす先。セティアの股間に滑り込ませて、指先でまさぐる。
「あ…」
ガゼルによって慣らされた身体は、それだけで全身に痺れを走らせる。自然に上がるのは甘い声だった。
いつの間に、こんなにはしたない娘になってしまったのだろうか。最初はあんなに嫌だったのに、今では進んでこの男に足を開いて見せるようになった。身体が、拒否することを許さないだけではない。セティア自身が、男を求めているのだった。
「可愛いな、セティ。明日、一緒にお直しに行こうな」
まともな会話はそれが最後だった。従順になったセティアの足を抱え上げ、ガゼルはそこに顔を埋めた。
[次へ#]
[戻る]
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!