[携帯モード] [URL送信]

request
青黄(雛さん)

(高校生青峰×数学教師、バスケ部顧問黄瀬)









年下ってポジションでも、あんがい良いもんかもしれない。


「先生」


生徒っていうポジションでも、あんがい良いもんかもしれない。


「涼太先生」

「なんスか、大輝くん」

「俺、明日の練習試合出たくねぇわ」

「…え?」

黄瀬監督が日誌を書いていた手をとめた。

日誌なんて部員に書かせれば良いのに。

心の隅で悪態をつく。


「なんでなんスか?」

「あー…、めんどいから。それに俺がいなくても明日のは勝てんだろ?」

勝つのが当たり前の試合はしても楽しくない。

全身がゾクゾクして、脳天からつま先までビリビリ痺れるような試合がしたい。






なんて、そんなの理由はほんの一割。

「涼太先生は、俺が必要?」



残りの九割は、この質問の返答が欲しいからだけど。


先生、生徒の質問にはちゃんと答えてください?

黙っちゃ、ダメだかんな。




ほらほら、そんな真っ赤な顔してもダメだから。





答えを、ちょうだい。









(俺が必要だと、俺が欲しいと、焦がれてくれよ先生)



END


雛さんのハートにイグナイトパス!
なんだか青峰の口調が安定しませんでした。
テヘペロするから許してください。

雛さんの優しさに胸がトゥクン……。
これからももよをよろしくお願いします
( ^ω^ )



[*前へ][次へ#]

3/13ページ

[戻る]


第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!