春に寄り添う龍
2
「龍刃!!」
俺をこの悪魔から救ってくれたのは、可愛い歳の離れた弟の龍刃(3歳)。
小さな体で俺の前に立って庇ってくれてる。
「あのね、龍。」
母さんは龍刃に目線を合わせるようにしゃがむ。
「ママはね、お兄ちゃんが悪いことしたから怒ってるの。決していじめてるんじゃないのよ?」
「でも、おにいちゃ、泣いてた!おにいちゃ泣かすやつはゆりゅしゃない!」
な、なにこのこ?!
も、萌え………もう、鼻血ぶ――――だよ!!!
「「可愛い!!」」
むぎゅうぅぅ〜
なんか、最近毎日こんな感じだな〜
母さんが俺を虐める→龍刃が間に入る→龍刃が可愛いことをいう→俺と母さんは悶える
みたいな?
……みたいな?って……俺キモッ
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