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春に寄り添う龍



屋上につくとやっと下ろされ、フェンスに寄り掛かって座ってる龍仁の膝の上に座ってます。

いや、ちゃんと断ったよ?

でも、腕でがっちりとホールドされてて。
周りの不良さん達がこっち見てるから動けないし!


「・・・」

龍仁、ずっと黙ったままだしね・・・

「春海、食べないのか?」

かろうじて掴んだお弁当。でもさ、この状況で、食べづらいんです!!とは、言えないなぁ。

俺は弁当を取り出し、蓋をあける。


そして





蓋を閉じた。



「春海、どうした?」



ななななな、なんで弁当の中身がこんな乙女チック!?


「おい、春海」
「ぷぷ!シカトされてる〜」


しかもキャラ弁だぁ!
なんでキャラ弁を知ってるかって?


「しかし、何を考えこんでんだろねー?」


それは、聞かないということで!




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