春に寄り添う龍 2 「・・・誰だ、そいつ」 龍仁は俺に興味なさそうにきく。 ・・・興味ないのになんできくんだろ? 「友達だよ?」 「・・・春海、飯行くぞ」 龍仁は俺の手を掴んで歩き出した。ノブの方をみると、ミヤさんがノブを引きずるようにして後ろを歩いていた。 「・・・他の男なんか見るな」 急に目の前が暗くなり頭上から拗ねたような龍仁の声がきこえた。 「龍仁?」 「行くぞ」 「わっ」 ふわ、と体が浮き気付くと龍仁にお姫様抱っこされてて・・・ めっちゃ視線集めてます。 [*前へ][次へ#] [戻る] |