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春に寄り添う龍



「おはよーう?」
「!!」

耳元で大きな声で叫ばれ、俺はバッと上を見上げた。

「なにしてんの?こんなところで。てか、春海すごい噂になってるよ?」

腕を掴み、俺を立たせながらそう早口でいう親友のノブ。

「てか、朝一緒に登校してるとこ見たし。(んで、睨まれた!!怖かった!!)」
「あ、はは」

気付かなかったよ、うん。

「・・・脅されてるの?」
「え?」

脅される?俺が・・・・

「誰に?」

そういうと、ノブは呆れた風に俺を見た。

「片翼の悪魔・・・深山 龍仁に決まってんじゃん」
「深山・・・?誰それ」

深山なんて知り合いいないよ?




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あきゅろす。
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