春に寄り添う龍
これ・・・?
そんなこんなでつきました。俺は良いって言ったのに、「教室まで送る」って言われたからお言葉に甘えた。・・・それに、家出たときから俺の鞄を龍仁が持ってくれてるからね・・・。
「春海」
「なに?」
気付いたら、俺の教室にいた。・・・なんで俺のクラス知ってるんだろ?
「昼、また来る」
「うん!」
て、ことは一緒にご飯食べるのかな?
「あ、そういえば」
そう呟いて、龍仁は俺の左手にキスをした。
「りゅりゅりゅりゅ、龍仁!?」
いきなりの行動に、俺はまた赤くなる。
「クク・・・“これ”、絶対外すなよ」
俺のものだっていう証だからな・・・龍仁は真っ赤な俺の頬にキスをしてそう囁いてどこかへいった。
残された俺は顔を隠してその場に蹲った。
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