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春に寄り添う龍


それから、何も言えず時間が過ぎていく。聞きたいことはたくさんあるけど、恐すぎて聞けない。
いつの間にか夕日は沈みきっていた……

男達はある扉の前で立ち止まった。両側の扉を開ける。《りゅうじん》は俺を抱えたままなかへと入っていく。


「「「お疲れ様で………す?」」」

なかに入るとあちらこちらから困惑の声が聞こえた。

「総長!弟さんっすか!?」

一人の赤髪が前に出てきていった。

「……こいつは、俺の」

辺りに緊張がはしる。

「妻だ。」

「……」

「「「…………………」」」


「「「「えええええぇぇえ!!?」」」」




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あきゅろす。
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