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長編小説☆
『花道』



「おはようございます。雲雀君!!」


「おはよう、骸。」



今日は日曜日で天気も良い、絶好のお出かけ日和です。



僕はそんな日に恋人の雲雀君とこれからお花見デートに行くトコなんですッ!


また今回は雲雀君から誘ってくれたんですッ。

本当ビックリです!


一昨日、僕が応接室に居たら、顔を真っ赤にして一生懸命、僕を誘ってきてくれたんですよ!

クハッ!君は僕を殺すつもりですかっ!




実は、今日が楽しみで昨日はあまり寝ていないんです。
少し寝不足ですが、雲雀君に会ったら元気が100倍になりました!


あぁ、あの頭いっぱいにアンコを詰めて、ちびっ子に人気のヤツと一緒にしないで下さいね。



僕達は今、お花見会場に向かっている途中です。


こうやって二人で歩くだけで僕のテンションは上昇していきますッ!

雲雀君はどう思っているかは分かりませんが・・。



「・・・どうしたの?骸。さっさと行くよ。」


「・・あぁ!すみませんッ。ちょっとボーとしてました。」

どうやら僕は雲雀君に見とれてしまったようです。

仕方がないじゃないですか。君があまりにも綺麗で愛らしい顔をしているんですから。



*******



今日は骸とお花見。

天気予報では雨って言ってたけど、快晴で本当よかった。

・・昨日作った、てるてる坊主が効いたのかな?


まぁいいや。
こうやって骸とお花見に行ければ何でもいい。


・・ううん、お花見なんか行かなくても良い。
骸と一緒にいたい。


でも僕は素直になれないから、こういう口実を作らなくちゃ君を誘う事ができない。


でも、いつか素直になって君にちゃんと気持ちを伝えるつもり。

それまで待っててね、骸。


そう思いながら君と歩く。
いつの間にか花見会場が見えてきた。



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あきゅろす。
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