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小説
一時の時間(NARUTO)うちはイタチ
6月9日、この日だけは遠い任務先であっても絶対にパパは帰ってくる。
でも、帰ってきて早々、どこかへ出かけて行ってしまう。
気になってママに聴いたら、『パパはパパの大切な人の所へ行っている』とだけ伝えられた。
ママや私以外に大切な人って誰なんだろう?
私は、居てもたっても居られず、パパの後を追った。

ж

気付かれないように、後を追いかけ追いついた場所は慰霊碑だった。
その中の一つに佇むパパを見つけたが遠くから隠れて見ているからパパの表情は分からない。
でも、何だか寂しそう。
そんな事を思ってるとパパの後ろに誰か居る事に気付いた。
一瞬、パパを狙う敵かと思ったけどパパが気付かない点で様子がおかしいと感じる。
眼鏡の縁を少し押し上げ、目を凝らし良く見てみるとパパの後ろに立っている人はパパに良く似た男の人だった。
遠目からでも分かる中性的な顔立ち、髪は長髪で一本括り、とても優しい感じのする人だと思ったが、ここで私は気付いてはいけない事に気付いてしまった。
そう、足がない・・。
しかも、若干薄い・・というよりも透けて向こうの景色が見えている。
パパが出かける理由を知りたいだけだったのにまさか見えるなんて・・ど、どうしよう。
パパに伝えた方が良いのかな?
それとも・・・

心の中で葛藤をしているとパパの後ろに立っている男の人が私に気付き、こちらを見た。
気付かれた事に心の中で小さな悲鳴を上げ、固まっているとその男の人は少し驚いた後、苦笑いをしながら人差し指を口元に持っていき、ゆっくりと何か言っている。
その時、何故か見逃してはいけないと直感で感じその言葉を一字一句見逃さないように見て、心の中で復唱した。

『お・れ・が・い・る・こ・と・は・ひ・み・つ・に・し・て・く・れ』

復唱をし終えた後、キョトンとした表情をしていたと思う。
表情を見てその男の人はまた苦笑いをしていたけど、パパをチラッと見た後、こちらを見て、私にまた何か言っている。
さっきと同じように私は読み取った言葉を心の中で復唱してみた。

『さ・す・け・の・こ・と・た・の・む】

ゆっくりと笑いかける男の人。
私はその言葉の意味と男の人の正体に気付いた。

ああ、そうか。
パパの後ろに居る男の人はパパの・・・

だから、この日だけはパパとパパの大切な人との一時の時間なんだね。

男の人に向かってゆっくりかつ力強く頷くと男の人はまた優しい笑みを浮かべ、パパの方へ向き直り、パパの後ろで何をするわけでもなく、ずっと傍にパパを守るように立っていた。


私はそのままそっと気付かれないようにその場を後にした。


ж


【6月9日、この日はパパの大切は人(兄)の生まれた日】


〜あとがき〜
久し振りに更新したと思えば、まさかのオリジナル小説じゃないという。(苦笑
しかも、唐突に始まり、唐突に終わり、また、ただの自己満足で書いているため、文章はめちゃくちゃです。
なぜ、この小説を書いてしまったのか?
理由は、スマホアプリゲームのNARUTO(公式)が、兄さん誕生祭しちゃってるからという至極簡単な理由です。(汗
うん、まさかの公式がね?大々的にしちゃってますからね?乗っからないわけにはいかないでしょ!(ぉぃ

とまぁ、お祝いの小説という点で書こうとしましたがサスケの娘サラダちゃんの語りしかないという事態に陥るという。
うん、まぁ、これで許して下さい、兄さん。(汗
あ、改めてお誕生日おめでとう!とあとがきで言っている点でアウトですね。(汗

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