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小説
小さな足音&LittleFairy 2(完)







5万hit御礼SS

小さな足音&LittleFairy 2





掃除を終わらせた二人は休憩だとダイニングの椅子に座りお茶を飲みはじめた。

暫くしてキッチンのドアからひょっこりと三つの頭が覗き怖ず怖ずと二人に声を掛けた。

「…まー…」

「…母ちゃん…」

「知春…恵斗…」

二人はその物言いに吹き出しそうになるも不機嫌さを装い三人を一瞥した。

「反省したか?」

恵斗が声を掛け、

「ほらこっち来いよ。お茶いれたから。」

知春が手を振って招き入れる。

そんな二人の様子にもう怒っていないと判断した三人はリビングに入り二人を囲み口々に喋りはじめた。

「あんな咲良の為にホットケーキ焼こうとしてんけどな…」

と、賢吾が云うと、

「まー…さくらがホットケーキでやっくんめーしたの…ごめんなさい…」

と、咲良が云う。

「母ちゃん…片付け出来なくてごめん…」

と、大和が謝った。

知春と恵斗は三人の言い分を聞き、やはり咲良がホットケーキを食べたいと賢吾にねだり皆で作り始めたはいいが、咲良の気を引こうと大和がちょっかいを出し賢吾が二人を止められず、えらい事になり皆で片付け様とはしたが片付けられずに二人が帰宅した…と、予想通りの事だったと溜息を付いた。

いちお片付けるという努力をした事については評価しようと二人は思った。

「やるなとは云わないがキッチン使う時は俺か知春が居るときにしろ。何かあってからじゃ遅いからな。」

「そうだぞ、賢吾も食べるのは凄いけど料理はからっきしだからなぁ…」

知春の言葉に賢吾は面目ないとうなだれ、咲良と大和は揃って、

「「はい!!」」

と、手を挙げ元気良く返事を返した。



◇◇◇◇◇



「…っていう事があったんだ。」

知春は仕事から帰ってきた洸輔に、恵斗は聡志に話して聞かせた。

あの後賢吾は迎えに来た将親と一緒に帰り、咲良と大和は二人で二階の子供部屋に仲良く眠っている。

洸輔と聡志は話しの途中から笑いっぱなしだ。

「子供達のパワーは凄いものだな。」

「確かに、その中に賢吾君が居ることに何ら違和感がないのが面白いですね。」

二人はサラリと賢吾を幼児の咲良と大和と同等に扱った。

洸輔はクスクス笑いながらソファーに座ると聡志にワインのボトルを見せニヤリと笑った。

「そうそう、聡志君は明日休み何だろ?久しぶりにやらないか?」

その仕草に聡志もニヤリと笑いながら洸輔の向かいに座った。

「いいですね。洸輔さんも明日はお休みですか?それなら遠慮なくお付き合いさせて頂きますよ。」

洸輔と聡志は待ってましたと云わんばかりにネクタイを外しながらワインのコルクを手早く抜き取りグラスを重ね合わせた。

颯爽と呑みはじめた二人に知春と恵斗は何とも云えない表情を浮かべた。

「……恵斗、ごめん。今日は帰れないな…」

溜息を飲み込んだ知春の謝罪に恵斗も溜息を飲み込んだ。

「いや……予測はしてたから…将親居ないだけ早く終わる…よな?」

既にボトル一本空けそうな勢いで呑んでいる二人を眺め恵斗は知春に尋ねた。

「……たぶん……」

そんな問い掛けに曖昧な返事を返した知春は早速冷蔵庫を開けて酒のツマミになりそうな物を作る準備に入っていた。

恵斗は眉間に寄る皺を指先で解しながら心の中で、

『幸せだな……色々な意味で……』

思わず溜息を漏らしてしまったが知春を手伝うべくキッチンに足を踏み入れた。





佐倉家、河原家その他色々幸せ?!です…………





サイト5万hit感謝感激です★

オチが思い浮かばず四苦八苦しつつ無理矢理終わらせてしまいました(>_<)

本編ではまだ出て来てない恵斗の子供が居ますが、親友同士の子供達がウリウリしているのがほんに萌えなんです!!!!

まだスイッチが入っていない管理人ですがぼちぼちやっていきますのでこれからもどうかよろしくお願い致しますm(__)m

ありがとうございます★





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