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番外・過去拍手ほか書庫
身長ネタ・桜木家(会話文)
――ある日の桜木家――


王子「みんなに聞きたいんだけどっ!」

怜「びっ……くりしたぁ。何、どうしたの?」

望「お兄ちゃんにどーんと言ってみなさい」

悟「俺も入ってるのか?」

皐「俺はいいよね?」

王子「どうやったら背ぇ伸びるの!?」

怜「背ぇ……?」

望「うーん……身長か」

王子「僕もみんなみたいに大きくなりたい」

皐「心配しなくても今から十分伸びるでしょ。成長期なんだから」

怜「これから一番伸びる時期ね」

望「関節ミシミシいうぞー!」

王子「ミシミシ!?」

悟「成長痛だろう」

怜「あんまりおどかさないでよ、かわいそうに」

皐「中学の三年間で二十センチ伸びたヤツが居たぞ」

怜「へぇ」

王子「二十センチかぁ」

望「王子、今いくつ?」

王子「百四十八センチ」

怜「……百六十八」

悟「あり得るな」

望「みんな今いくつだっけ?俺、百八十二」

怜「百七十八」

悟「百七十九」

皐「百七十三」

王子「え、何ー?」

望「高校でも伸びんだろうなー」

皐「俺まだ伸びてる」

怜「追い付け追い越せね!?」

王子「わーい!追い付け追い越せー!」

望「ちょ、怜ちゃん。煽るなよ。冗談じゃなくなる」

怜「何でぇ?いいじゃなーい」

望「これ以上敵は要らねぇんだよ!」

怜「え?敵って」

皐「王子が立候補したら手強いな」

悟「困ったな、望」

望「楽しんでるだろ、兄貴」

悟「さぁ何の事だか」

王子「ねぇ怜ちゃん」

怜「いいのよー?王子は知らなくって。さっ、あっちで晩御飯にしましょうねー?」

王子「まだ何も言ってないじゃーん!」

皐「先行ってるよ」

望「よし。危なそうな芽は今から潰し」

悟「こら」

望「だって俺のなのに!くそぅ、こうなったら奪われれる前に本格的に俺のものに」

怜「二人ともー?ご飯出来……何かすごく危険が迫ってる気がしてきた」

望「安心しなさい!怜ちゃんは俺がじっくり」

悟「メシだ」

望「兄貴、遮んないでよ!」

怜「ご飯ご飯ー」

望「怜ちゃんまで!」

怜「だって何か恥ずかしい事言いそうだもん!」

望「言うよ、そりゃ。この上なく楽しい」

怜「その当然みたいな感じがいやぁ!楽しくなーい!」

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あきゅろす。
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