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短篇
内容
貿易で富を築いたとある貴族の一族は、代々、船の推進力となる風を信仰してきた。
御神体は風車を象った四枚の羽。
一族を守護する風の精霊は、この貴族の大邸宅を離れずにいつも家族を見守ってきた。
しかしある日、この家の主人が血まみれで倒れていた。
パニックになった精霊は、この家から飛んで逃げ出してしまう。
そこで、ある男の人と出会う。
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