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詩篇
06.禽〜とり〜
殺して欲しいとねだるのは
視界を遮る最大の我が儘
翼(チカラ)が欲しいと妬むのは
無翼(ムリョク)が故の苛(さいな)む肚(はら)から
翼が傷んだ其の季節(トキ)から
飛べはしないとそう思った
籠に押し込めた其の時期(トキ)から
翔く鳥を羨んだ
自由を装う苦痛の空でも
権利(シカイ)を広げた
代償(カワリ)が要っても
誇りを我が背に 風を味方に
孤独は大いなる我が糧に
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