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詩篇
29.the Unknown Soldier
荒れる呼吸
口を押さえ
刃が毀(こぼ)れた剣を落とし
胸の十字架を探し当てる

乱る鼓動
腕を握り
膝をついて祈りを口にし
廃墟の城に身を隠してる

声の限り叫んできた
秘密を残して無くして仕舞った

物音に怯え
救出を待ちながら剣を手にした

証拠なんて何処にも無い
誰が敵ではないと言う

此処へ逃げ込み息を繋いだ
声の限り叫んでいた
秘密を残して無くして仕舞った
君への言葉を無くして仕舞った

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