紅の搭
初日の夜
魔王と魔王の趣味全快の搭で暮らすことになって
「はいこれ。これからの服ね」
「………………」
そう言って魔王から渡された服はどう見ても
「何でワンピースなの?」
ワンピースだったしかも丈が短い
「何でって俺の趣味」
「僕男なんだけど」
「知っている」
「嫁になるとは言ってないよ」
「それしか用意してない」
━━僕が拒否する事を考えてなかったの?
あまりにも一方的すぎてあきれてくる
━━でも今のよりはましだよね…
しぶしぶ僕はぼろぼろの服からワンピースに着替えていく
「さすが俺が選んだ服だな!!よく似合ってるぞ!!」
「………………」
凄い笑顔で言ってくるが言い返す気力はもう僕には残って無かった
窓の外には月がのぼっていた
いつの間にか夜になっていたようだ
「もう、寝たいなぁ..なんて思っているんですけど..」
「もう寝るのか?」
凄く悲しそうな声で言ってくるが眠気には勝てない
「じゃ…おやすみなさい…」
のそのそとベットに入ったところで気がついた
━━この魔王ならきっとやるな
「あの..」
「なんだ?一緒にn「僕が寝てるときにベットに入ってこないでほしいんですけど..」
魔王はわかったと笑顔で言ってたが部屋を出るときに凄く悔しそうな顔をしてたのを僕は見逃さなかった
ベットはとてもふかふかでとても気持ちよくてすぐに眠りに落ちていった
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