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紅の搭
紅の搭

「えっと…あなたが僕の事を知っているのはわかったんですけど…僕ってどのくらい気を失ってましたか?」
「1日程度だか?」

おかしい…1日程度ではどう頑張っても海すら見えないのに…人間ならだか

「もしかして魔王の力使いました?」
「当たり前だろう?」

これは簡単に予想できたとして…

「ここ……どこなんですか?」
「ここは太平洋の上だか?」

またぶっとんだ答えがかえってきた…

「どこかの島の上何ですか?」
「だから海の上と言っているだろう?」

━━全く想像がつかない…
僕が不思議な顔をしていたのか魔王は

「見に行くか?下まで」

僕はついていくことにした



「で…どうやって見に行くのですか?」
「まあまあ、そうあせるな」

━━あせってはないけどな…
魔王はウキウキした顔で窓を開けて僕の手をつかんで

落ちていった

「え!?」

僕は引っ張られるまま窓から落ちていった

「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!

━━死ぬ!!死ぬ!!こんな高いとこから落ちるなんて…!
僕はギュッっと目をつぶって死にそなえた

ガクン!!

「うぐっ!!」

強い衝撃で僕は目を開けてしまった
そしたら
僕は何故か途中で止まっていた

「あ…れ…?僕死んでない…?」
「そんな死なせるわけがないだろう?」

上から声がふってきたので上を向くと…
僕の手を握って凄い笑顔の魔王がいた
魔王のあしは変形していて赤いレンガの搭に赤い蔓が絡まったような…
そんな感じの壁に絡み付いていた

「ほら見てみろよ海から搭が生えているみたいだろう?」

おそるおそる下を見ると…
確かに。海から搭が生えているみたいだ…

「って、それよりも戻りませんか!?風で揺れて怖いです!!」

さっきから風で揺れてめちゃくちゃ怖い
魔王はそうか?等と言って部屋に戻っていく
いろいろと言いたいがそれよりも早く戻りたい

3分後やっと部屋に戻ってきた

「はぁ…はぁ…」
「どうだった?」
「とりあえず…意味はわかりました…」

「それよりも聞きたいことが…」
「なんだ?」
「さっき足が凄いことになってましたけど…」

今は、さっきの足が嘘のように元に戻っている

「ああ…あれ?俺の力でしたんだよ」

まあ、当たり前の答えがかえってきた

「なんか僕らがいるこの搭なんか…こう…凄いですね…」
「紅の搭って名前だ!!いいだろう」

━━とりあえず魔王がセンス悪いことはわかった

とりあえずここがどこなのかなんとなくわかったとして
━━これから僕はどうしよう

「俺の嫁になってここに住めばいい」
「うわっ」
「声にてでたぞ」
「うーん…」

何故かこの魔王の笑顔を見てるとそれもいいかもとか思ってしまう…
━━いやいや!!僕は男なんだ!!でも…

「嫁はちょっと…」
「そんなこt「だけど…」
「一緒には…住んでみたいなー…なんt「それでもかまわない!!一緒に住もう!!」
「う、うん」

そんなわけで僕は








魔王と住むことにした



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