◆モンハンdos☆旅の記録◆ 小型兵器 だが街の人間も、ただ逃げ惑っているわけではない。 グラビモスでさえ簡単に狩猟できるようなハンター達、民の為に日々訓練を重ねてきた屈強なガーディアン達400、いや500人は居るだろうか。 彼らもそれぞれの思いのもと、この未曾有の危機に抗っている。その中心は巨大兵器。 「ほほぅ、ワラワラと五月蝿いゴミ虫共が集まってきおったわ!まとめて吹き飛ばしてくれようぞ!」 「大長老様、例の自律対人機を出してはいかがでしょうか?」 「うむ。こいつらを出して人間どもを一掃しようかのぅ・・・ふぉふぉふぉふぉ!!よし!出せ!!」 「了解!!」 大長老の指示で竜人族の部下は次の作戦に移った。 ボタンを押すとシェン・ガオレンの身体から更に小さなシェン・ガオレンが無数に出てきた。 大名ザザミよりは小さな身体だが見た目以上に素早い。 数え切れない程の小さなシェン・ガオレンが次々と吐き出され、黒い波となって不気味に攻めて来る。 ハンターたちは武器を手に取り、一丸となって応戦を始めた。 「おいおい・・・!なんだぁ・・ありゃあ!?むちゃくちゃだなぁ!!」 ムスカは驚きながらにも武器を構えて敵を迎える。 「き・・・気持ち悪い!!」 カオリとトラチーはおぞましいシェンの大群に怯えながらにも大剣を構えた。 「兄上・・・力を貸してくれ・・・仇は必ず討つ・・・!!」 オルカは兄、ナーワルの残した紅い和弓に矢をつがえ、攻めて来るシェンに狙いを定めた。 「人間だけを狙って攻撃する無人兵器かっ!どこまでもやり方が汚い・・・!」 アーサーはそう吐き捨てると迫りくるシェン目掛けて走り、太刀に気合を込めてシェンを一閃した。 シェンは真っ二つに割れてそのまま動かなくなった。 しかし、倒しても倒しても次々と現れるシェンにアーサーたちも疲れの色が見えてくる。 [*前へ][次へ#] [戻る] |