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◆モンハンdos☆旅の記録◆
奇妙な仲間
そんな楽しそうな彼らを見ていたら一人で旅をしていたせいか、情報収集も忘れて思わず話し掛けてしまっていた。

「お三方、楽しそうですな。この街はにぎやかでいいですなーw」

3人はポカンとこちらを見ている。
やべぇ・・・タイミング間違えたかな・・・;
しばし時間が止まる。

「ん?オッサン見慣れないねぇ。どこから来たの?」

最初にムスカと呼ばれた男が口を開いた。言葉使いが少々気に入らないが、
とにかくこちらから話しかけた訳だし・・・機嫌を損ねるとマズイので丁寧に挨拶をしよう。

「む。オッサンではない。拙者の名はカインと申す。今しがたココにたどり着いたばかりで、ジャンボ村から参った。
なにぶん初めての土地ゆえ、まだ何もわからぬ。一つ宜しくお願い申す」

拙者の挨拶に少し引き気味の3人だったが、すぐにおなごのハンターが空気を読んだのか

「そうかぁ〜初めてなんだね。じゃあ、私らが色々教えてあげるよ!
まずあそこにいるのがマスターでね、ハンター登録しとくと色々な情報がもらえたりするんだよ」

なかなか親切なおなごである。

「おお。かたじけない!こんなに親切にしてくれるとはありがたき幸せ。この恩は必ず!」

「いや・・・そんな固っ苦しい事はいらんから気楽に〜♪
私はカオリ。この地のとある珍しい宝を探しながらハンターをしているんだ〜。
で、こっちのフルフル装備の人はアーサー。私らは王子って呼んでいるんだけど、
また説明がややこしいからその時に話すわw 
それからこっちはムスカ。この人は自由気ままに狩りをしているから
たまにいなくなったり現れたりする野良猫みたいな人よ。よろしくね〜♪」

「よろしくー!」
「よろしくね〜♪」

フルフル装備のアーサー殿と片手剣のムスカ殿か・・・。
王子とか野良猫とか・・・しょっぱなから変な輩に声をかけてしまったかな・・・;

「ま、いいじゃんw とりあえず・・・一人では何をするにも不便でしょ。街の様子もわからないだろうし
しばらくオレたちと一緒に行動しないかい?」

アーサー殿が気さくに言ってくれた。
まあ、おかしな奴らだが、行くあてもないし。ついて行ってみるかな?

「かたじけない。拙者でよければ是非お供しますぞ」

あれこれ話しながら3人としばし談笑した。


しばし話をしていてわかった事は、まずカオリ殿は見た目とは違って言う事が少しキツイ喋りをする小柄な女性。これでもハンターのようだ。
冗談が大好きで常に楽しさを求めてハントをしているようだ。しかしその言葉とは裏腹に少し影がある所が気になるが・・・。
女性らしさも少しはあり、ファッションにこだわっていて可愛い武器や防具を見付けると収集しているようだ。

アーサー殿は一見クールな男なのだが、カオリ殿たちとの話を聞いているとそれも崩れ去り、どこかおかしい不思議な男である。
そんな彼は全ての武器を使いこなすほどの腕前であり、どんな強いモンスターでも一人で立ち向かう男らしい。
かなり頼りにされているようである。獲物も太刀のようだし、是非一度手合わせ願いたいものである。

ムスカ殿は軽い乗りでとっつきにくい感じだが・・・明るいムードメーカーと言った感じかな?しかし、なかなか腕もたつようである。
彼はいつも自由気ままに現れて仲間と一緒に行動したり時には野良をしたり。今日は仲間たちとゆっくり旅の話をしようと立ち寄っているようだ。

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