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◆モンハンdos☆旅の記録◆
それぞれの道へ
カオリが姿を見せなくなってから1週間が経っていた。
ゲイナーを除く仲間が夕食を共にしている。
それぞれクエストに行ったり、酒場で飲んだりはしていたが、あれから皆が揃うのは今日が初めてだった。
1週間という時間とカオリの件でなのか、誰も口を開かず重い空気に包まれていた。

年長者のカインが空気を変えるべく話をしても、返ってくるのはため息や適当な返事だけ。
またそれが空気を重くした。


「ゴメン。もう限界。オレはまた野良でブラブラしてくるわ!
カオリに会ったらヨロシク伝えておいて。結構楽しかったぜ!また狩り行こうな!」
ムスカはいつもよりも元気に言うと、出入り口で大きく手を振り、出て行ってしまった。

しばらく沈黙があり、次にアーサーが喋り出した。
「お前らゲイナーとカオリがどこに行ったか知らないか?」

「一度お邪魔した部屋は、もう契約解除してたみたいですし・・・・・」
トラチーは首を横に振る。隣でカインも知らないといった表情だ。

「そうか。ならいいんだ。俺もいつもの用事でしばらく顔を出せそうじゃないから、挨拶にって思ったんだが・・・
仕方ないな。それじゃ、縁があったらまた会おう!」

アーサーはそう言うと赤鳥亭を出て行った。

「なんだか・・・カオリさんがいなくなってから、
みんな離れて行ってしまわれて・・・寂しくなりましたね・・・」

「しかし、トラチー殿・・・これで二人っきりになれましたぞ。
いつもならここでジャマが入るところですが・・・」
そう言いながらカインはズリズリと近づいてきた。

「こんな時に何を言っているんですか・・・」
侮蔑の眼差しで変態を睨みつけ、逃げるように出口へ向かう。

「私、カオリさんを捜しながら、また一人でフルフル達の様子を見てきます。
あなたとは縁がない事を祈ってますわ。さようなら」
バタン!と強くドアが閉められた。


残されるカイン・・・・・
「ヨシ、また初心に返って一人狩りを続けるでござる!!」
新たな決意でドンドルマを出ることにした。

ドアノブに手をかけたとき、若い女性に呼び止められる。
ドキドキしながら振り返るが、ウェイトレスさんだった。
「お勘定お願いします」


なんで拙者が皆の勘定まで・・・・・しくしくしく・・・

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あきゅろす。
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