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◆モンハンdos☆旅の記録◆
マヨちゃん
「ごめんよぉぅ〜; ペットだなんて知らなかったんだよぉ〜う;; 許して〜〜!」
アイルーフェイクの男は何度も何度も謝った。その誠意が伝わったのか、しばらくすると
カオリも落ち着きを取り戻し、はっと我に返ってプーギーを見た。
見るとプーギーが元気になって歩いていた。麻痺がとけたようだ。
「・・・!よ・・・よかった・・・!」

カオリはマヨちゃんが元気な姿を見て怒りがおさまり、すぐに走り寄った。
プーギーも元気取り戻したので喜んでいた。

「あーよかった・・・ごめんね。お詫びにコレあげるよ」
そう言ってアイルーフェイクの男はブタせんべいのたくさん入った袋をカオリに渡した。
マヨはブタせんべいの入った袋を見て喜んだ。欲しそうに見てくるマヨを見て、アイルーフェイクの男は1枚あげてみた。
喜んで食べるマヨ。そしてマヨはアイルーフェイクの男になついてしまった。どうやらイイ人とマヨは判断したようだ。

「あら・・・マヨがなついちゃってるわ; ありがとう。さっきはごめんね」
マヨの喜ぶ姿を見ているとさっきの怒りがなんだったのかわからなくなった。
「私はカオリ。プーギーのマヨちゃんと二人でドンドルマの街まで旅しているの」
「へー、そうなんだ?実はワシもそこへ行く途中だったんだ〜」
「え?そうなの??」

「ワシの名はゲイナー。弓を得意としているんだけど、弓だけでどこまで行けるか修行を兼ねて旅しているんだけどねw
あと、色々な弓も引いてみたいし、弓を持つ人と交流もしたいしね。大きな街に行けば何かつかめると思って」

「そうだったの。やっぱりみんな大きな街で何かをつかもうとして向かうのね〜。
ところで・・・そのアイルーフェイクはなんでかぶってんの??」
カオリはさっきからずっと気になっていたので思わず聞いてみた。

「ん?w これ?可愛いでしょw 趣味よ趣味w 別に意味はない!w
ちなみにたまに出るネコ言葉は、ネコになりきっているので自然に出ちゃうだけだよ〜♪」
「えw」
ゲイナーは腕を組んで自慢気に言った。

「ふー; ま、いいわ。これも何かの縁だし・・・ドンドルマまで一緒に行かない?その方が何かと便利だしねw」
カオリは一人旅でも平気だと思ったが、やっぱり護衛がいた方が得だと思い、一緒に行こうと言った。
「うん。いいよ〜。一人より二人の方が楽しいしねw」
「じゃ、決まり!よろしくね♪」


こうして二人と1匹の旅は始まった。




「と・・・。言う訳で二人一緒にこの街に来たのよ。それで初めて来た土地で何もわからなくて
酒場でうろうろしていたら王子に声をかけられてね。親切に教えてもらったのが始まりかなぁ?
なんか彼、この辺の事すごく詳しくて色々教えてもらっているうちに私ら毎日くっついて歩いててさぁw
気が付いたら狩猟にも一緒に付きまとうようになっててw そしたら彼の強さがハンパじゃなくて!
どんな敵でも一人で倒すし、あいつタダ者じゃないよ!!んでもって、こいつは使える!と思ってゲットしましたww」

カオリは最後は笑いながら言った。確かに・・・。アーサー殿は普段とぼけた事を言うけれど、いざ狩猟になると
目つきが変わり、別人のようになるでござるなぁ・・・。しかも狙った獲物は必ず倒してしまう。あれには驚いた。

「そうでござったか〜。皆、色々な事情があってこの街に訪れるのですな。
しかし、縁あって出会って集まった仲間・・・。これからも一つ宜しくお願い申すでござる」

「そうだねー。いえいえw こちらこそよろしくね〜♪」

ちょうど話終わったあたりでゲイナーとアーサーが酒場に現れた。

「よぉ〜!飲んでるんかぁ〜w オレらもまぜてくれよ!」
アーサーが二人を見付けて嬉しそうにやってきた。

「あー。白ランポの唐揚げだぁw コレ高いのに・・・リッチだねぇ!いただきっ♪」
ゲイナーは白ランポの唐揚げを1つつまんで食べながら座った。

「おおw 今日は遅いじゃんw ムスカは?またテオ粉?」
「いやw 今日はグラビの骨髄らしいw」
「あははw 相変わらず忙しい人やね〜」


みんなでたわいもない話をしながら酒を酌み交わし、夜は更けていくのであった。

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