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■ゆいのお父さん
学校にくると、先生に昨日の事を話す、兄が閉じ込められてしまったこと。

すると先生は「それって児童虐待じゃない?!」っと驚いてる様子だった。

「おかーさんはきっとなにかりゆうがあるの!」っとゆいはお母さんも大好きなのでそういうと「でも、閉じ込められてそのままになってるなら早くしないとお兄さんは死んじゃうかもしれないわ」っと先生はすごく心配になっている。


兄が死んじゃうのはいやだ!


「おかあさんは、おにいちゃんころしちゃうの…?」っとゆいが泣きそうになりながらいうと、「さすがにそこまではしないとは信じたいけれど、本当になんとかしないとまずいわ、聞いてる感じ、まずはお母さんよりお父さんと話した方がいいかもしれないわ」っと、言い、「わかった!ゆいいそいでおとーさんとおはなしする!」
と言うと「ええ、私も行くわ」っと先生が言ってくれた。

「お父さんは何時くらいに帰ってくるの?」っと先生が聞くと、ゆいは「しちじくらいー!」っと答えた。

「じゃあその時間に家に着くように向かうから、その時に2人でがんばりましょう?」っと先生がゆいを慰めるようにいう。

ゆいは「うん!」っと元気よく返事をした。

そしてその夜、ゆいはお外でお父さんが帰るのを待っていた。

家の中にいると、ゆうくんがいないことを感じては悲しくなってしまい、落ち着いてはいられなかった。

しばらくすると父より先生のほうが先に家に着いたようで「ゆいさんっ」っと私の元へやってくる。

「せんせー!」っと、ゆいが先生のもとへゆくと、ちょうど1台の車が家の駐車場に入ってきた。

お父さんがちょうどいいタイミングで帰ってくる。

父が車から出てくると、ゆいと先生に気付き「こんばんは、どうかされましたか?」っと2人を見比べて問いかけた。

「私、ゆいさんの学校のクラスの担任をしてます。空野(そらの)と申します。ゆうさんについてどうしてもお話がしたくてきました。」
っと先生が挨拶をすると、「どうも、桃咲(ももざき)兄妹の父です、いつもおせわになってます。こんなところまですみません」っと挨拶すると、父はなにやら家を見上げては何かを考え、「ここではまずいので、ちょっと3人ででかけませんか?」っとふたりを車に誘う。

ゆいは「行こー?」っと先生を誘うと、先生はうなずき、車に乗った。

そして車を再び走らせて、人が少ない飲食店に車を止めると、「良かったら食べてってくださいご飯くらい奢りますよ」っと父は言うと3人で飲食店に入っていった。

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あきゅろす。
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