■やるしかない
お母さんはなぜか、兄が学校でいじめられていたことを知っては、兄を兄の部屋にあった隠し部屋の地下室に閉じ込めてしまった。
どうしても兄がいないことに耐えられない私は、何度も何度も兄を出して欲しいと、母にお願いするが全く出してはくれない。
父が帰ってきて、父にもお願いするが、父もなにやら考えて悩んでいるようで、何もしてくれなかった。
"ゆいがお兄ちゃんを助けるしかない"
そう思い、ゆいは母に「どうしたらおにいちゃんをだしてくれるの?!」っと必死に聞く。
すると母は「ゆいちゃん…私はあなたを守りたいの…」っと呟く、そして何もしゃべらなくなってしまった。
それでもゆいは諦めたくなかった。
もし"兄がいじめられていた"のが理由で出してもらえないのなら、兄をいじめてる人達を何とかするしかないと、まずは行動に移すことにした。
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