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■祐太の秘密(END)
授業が終わり、俺はゆいの教室の前で待機する。
すると、隣から「しすこんしすこーん!」っと祐太が俺をからかって来る。
俺はビクッとすると、「ゆうたーかえるぞー」っと祐太の友達が祐太を呼ぶ。

「なんだよお前ら、なんでそんなにきゅーにイイコになってんだよー」っと祐太が友達にいうと、「だって…母ちゃんにめっちゃ怒られちゃってさ、おれもうゆうにちょっかいかけれねえよー」っと一人がいい、「そうそう、おれらのおやはまじこわいからさ…」っともう1人が話す。

どうやら祐太以外のみんなは俺へのいじめに関して親に怒られたらしい、それでいきなりいじめがなくなったらしい。

祐太が複雑そうな顔をすると、「まぁいいや、帰るぞ」っと言い、さっさと学校の外へ向かって去って行った。

しばらくすると、「お兄ちゃん、おまたせー♪」っとゆいがやってくる。

「あのね、今日おねがいがあるんだけどいいかな??」
っとゆいが言い、俺は「なに??」っと問い返す。

「いっしょにゆーたくんちいかない?このあいだ行った時は全然ゆーたくんのおかあさんにあいてしてもらえなくて…」っとゆいが言うと、また俺の心はモヤモヤとしてしまう。

しかしだ、この間はこのモヤモヤのせいで後悔してしまった、今回はちゃんとするべきなのだろうか。

「わかった、ゆいちゃんがそうしたいならいくよ」っと俺が言うと「やったぁ♪お兄ちゃんがいたらこころづよいよー♪」っと喜んでいる。

そして俺達は学校から出ると、ゆいに道を案内されて祐太の家への方角へ歩いていった。

すると、友達と別れた祐太が家に帰らず、公園のブランコで座っては1人でぼーっとしている。

その姿は俺達にとっては珍しい光景だった。

すかさず俺達は二人そろって祐太の側へと近寄った。

「ゆうたくん、かえらないの?」っとゆいが声をかけると、ビクッと体をビビらせて、俺達を見る。

「ゆいこんなとこまで…?!つかゆうもいんの?!」っと祐太が叫ぶと、「やっぱり、家…かえりたくないの?」っとゆいが静かに聞く。

うつむく祐太を見て、俺はわけがわからずにいろいろ考える。

そういえば、祐太も急に休んだり、怪我をしてることが多い。

もしかしたら家でなにかあるのかもしれない。

「あの…悩みがあるなら聞くけど…」っと俺が祐太に小さな声で声をかけてみると、「うるさい!おまえのせいだ!」っと、俺に急に怒鳴ってくる。

びっくりしては体をはねらせる俺を見ては、「ちょっと!お兄ちゃんはなにもしてないでしょ!」っとゆいが怒り返す。

「ほんとうにお兄ちゃんが理由なら、ちゃんとその理由をいいなさいよー!」っとゆいが続けて大声で怒鳴ると、「くっ…」っと祐太は顔をそらす。

「やっぱりお兄ちゃんは理由じゃないんじゃん!」っというとゆいがいうと、俺は引き続きじっくり考える。

「もしかして祐太くんって俺達の親族と……関わりがあるの……かな……」っと俺はボソリと言う。

「えー!!??」っとゆいが驚きながら俺の方を向くと、「だってそうでしょ…桃色の髪の存在を知ってるからこそあの山の写真を見せたんだよ、そうじゃないと、まず、疑問にならないから見せないし、祐太くんもそれが本当は伝えたかったんじゃないかな??」っと俺は冷静になって思ったことを話すと、祐太は黙り込んでしまう。

そしてしばらく沈黙した後祐太はくちを開いた。


「もうなにがただしいのかわかんない…ふたりとも…
ゆうもほんとうにごめんなさい…

お願い…

たすけて…」

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あきゅろす。
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