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■女の子のような容姿
その後、ゆいが家に帰ってくると謝り、ゆいは別に気にしてなかったようで、むしろ「え?え?どうしたの?」っと不思議そうな反応をしていた。

俺はそれに安心する。

そして髪留めも一緒に返そうとすると、「あげる!それ今考えたらお兄ちゃんにあげるべきものかもしれないし!」っと俺の手のひらに返す。

「どうゆうこと??」っと聞くと、「ちょっとね♪」っとゆいは勿体ぶって話さない。

「それにそれつけて学校行ったらみんなあまりの可愛さにびっくりしていじめられなくなるかも!」っとゆいがいうと、「いや、むしろいじめられちゃうよ…」っと俺は顔を横に振りながら言う。


そして次の日、それでもゆいが楽しそうにしてたのもあり、昨日はあんな態度をとってしまったので、お詫びという訳では無いが、ゆいの言う通りにしては自分の手でサイドテールにして結んでみる。

母が、同じような髪型が似合うと言ってくれてたのを思い出したので、母のようにしてみた。

そして鏡を見ながら、ため息をつくと、「やっぱりオカマみたいだよね…どうしよう…」っと不安げに見つめる。

「お兄ちゃん今日はおそいよー!がっこういくよー!」っとゆいが俺の部屋に入ると、「うわぁ!かわいい!」っと、俺にぎゅっと抱きついてくる。

「ほんとに、ほんとにいじめられない?」っと俺が聞くと、「うん♪大丈夫♪だってこんなにかわいいんだもん!」っと嬉しそうにしている。
「それにゆいのクラスに、みつあみがついてる男子もいるし、ぜんぜんだいじょーぶだよー!」っと引き続きゆいは言う。

そーなんだ…っと思いながら、俺は結局ゆいに連れられて学校に行ってしまう。

意外と分団の子達には割と好評で、先輩に「ゆうくんは女の子みたいにしてるほうがもしかしたらあってるかもしれないね」っと言われ、頭をなでられたりもした。

女の子みたいに…?

もともと父にも言われるほど女と間違えられやすかった容姿だったが、そういうのも有りなのだろうか??

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あきゅろす。
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