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■秘密を知るもの
ゆいは冬休みを満喫するため、再び女の子3人で冬の空の下で遊んでいた。

そして暗くなると「さよならー!」っとゆい達は別れて、一人になり、自分の家へ向かう。

こんなことをしてる間にも、兄は冬の寒い地下の中で苦しんでいるのだろうか。

本当は早く助けたいけれど、今のゆいにはどうしようもできない。

父も味方はしてくれていたが、やっぱり母を信じきっているからか、それとも父もゆうくんが怖いのかよくわからないが、説得以上のことはしない。

といっても、ゆいは母と父が争うのも見たくない。


そんなことを考えながら、ひさしぶりに懐かしい橋が見える。
たしかここで母と兄に似た女の子を見つけて、道案内してくれたんだっけ。

あれ?そういえば、あの子、本当に他人とは思えないくらいすごくそっくりだった。

そしてふっと思い出す。

そしてあの子はゆうくんの秘密を知っていた。

もしかしたら親戚なのでは…??
ふっとそう思うと。

あの子に会えば、ゆうくんの秘密がわかるかも…?!

今更そんなことを気付き、ゆいは方向を変えては、都会の方へとも足を運んだ。

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