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Song story
12
「よっしゃーーっ!」


その瞬間、広場に一際大きな声が響いた。

その声にバッと皆一斉にその声の主へと顔を向ける。


「あ」


その突き刺さるような視線に気が付いた体格の良い中年の男が慌てて叫んだ。


「ビ、ビンゴォーー!」


持っていた穴だらけのビンゴ用紙を高らかに上げた。


「はいっ、では確認しますのでこちらへいらしてください」


係員が言うと人がひきしめあう中、かき分けるようにして中年の男がステージ上にいる係員の元へと向かった。




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