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闇夜の月

「わかったわよ、起きます」

明らかに怒ってる様な声で返事をした。

「後で絶対お父様に文句言ってやる…」

ボソッと呟く。

後で問い詰めてやるんだから。

そう決意して、起きようと体に力を加える。

──キシッ

と音がした。

その姿を見てからユキナは、寝室から出て行った。

ユキナにさっき言った言葉は、聞こえなかったらしい。

まったく、めんどくさい…。

のろのろと動く。




ピタ


ん?………まって…?




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あきゅろす。
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