[携帯モード] [URL送信]

闇夜の月


あっさりと言われてしまった。
まぁ、誰だって人をからかう為だけにそんな話を使ったりしないだろう。それでも…

やっぱり、嘘であってほしかった…。

「で、でも、そ、そんな事私聞いてない!」

私は、声を大にして言った。
だって、聞いてないもん。

「てか、王太子自ら王宮に来るの!?」

ありえない…。


普通王太子自らなんて絶対来るはずがない。
だって、王太子といったら将来その国を継ぐことが決まっている人だ。
そんな人が自ら来るわけがない。
というか、嫁ぐにしても会うだけにしても、普通女性の方が相手の国に行く…ハズ。

いくら私だってそのくらいの事は知っている(ま、そう言われたって行く気なんてないけどね)





[*前へ][次へ#]
[戻る]


第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!